自販機 ページ28
Aは派遣であって、本来は別の会社の人間なんだから。
ニノは、ハァと紫煙を吐き出しながら、
和「Aは、嫌なんじゃないか？って、ウチの人が言っててさ。面談するじゃん？そん時に、色々聴き出したみたい。」
ニノの話を聴いても、正直なんて答えて良いのかわかんない。
それも、この1年で、何故Aがこの会社に派遣で来たのかを知ったから。
Aは居心地が良いって言ってる。
だけど、この会社にいる以上、結局は派遣な訳で・・・
あ「流石に、30過ぎて、辞めるのもね。やっぱり、いつかは戻るんだと思う。」
それが、いつなのかはわかんないって言ってた。
雅「Aの事はAに任せるしかないじゃん。俺は、上の決定に従うだけだよ。」
俺の意見なんて、この会社じゃ通らない。
戦力外通告をされた日から、そんな事はわかりきってる。
俺に出来る事なんて何もないんだ・・・
喫煙室を出ると、すぐ側の自販機コーナーで、Aが突っ立ってた。
不安そうな顔をして、俺に近寄ってきて、
あ「ニノ君とココに入って行くのが見えたから・・・」
和「ごめんね〜。ちょっとお借りした。」
って言いながら、肘を口に当てて、クックックッと笑ってる。
それを横目に、
雅「終わった？」
あ「ん。あの、あのね！」
言いたい事があるんだってわかるから。
でも、ここは会社だし。
雅「帰ってからね。」
クシャッと頭を撫でると、
あ「うん・・・」
Aも、今日聞かされたんだと思う。
和「お前らってさぁ、ホンット、わかりやすいから気を付けてよ？」
いきなりニノが言ってきて、
雅「何が？」
あ「私、そんなに単純じゃありません〜！」
和「お前が1番単純だわ！！」
あ「失礼ね！」
また、始まった。
雅「俺、先に戻って残り片付けるね〜。」
まだ、仕事残ってるし。
さすがに、Aを遅くまで付き合わせられない。
でも、
あ「あ、待ってて良い？」
定時を過ぎてるから、ここの自販機コーナーには人はいない。
だから、こんな会話くらいなら出来る。
雅「遅くなるよ？」
あ「大丈夫。」
和「じゃぁ、待ってる間、俺の仕事手伝え！」
あ「え〜！？ニノ君のぉ！？」
和「どーせ暇だろーが！給料分働け！！」
オフィスに戻ると、まだ、何人かが仕事してる。
なんだかんだで、忙しい部署に変わりはなくて・・・
結局、会社を出たのは、9時を過ぎてた。
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菜菜(プロフ) - とわさん» させてしまい、申し訳なく感じております。暫くは、自分の在り方、発信する側として、私自身がどうしたいのかを、もう一度考えでみます。嫌な役回りをさせてしまいごめんなさい。そして、本当にありがとうございます。 (2017年11月17日 21時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - とわさん» 与えて頂いた、とわさん、本当にありがとうございます。そして、悩ませてしまいごめんなさい。彼女にもその旨の謝罪の言葉を送りました。自分自身の浅はかさ、未熟さ、発信する側として、もっと気を使うべしでした。そして彼女のファンの方にも、不快な思いを→ (2017年11月17日 21時) (レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - とわさん» わざわざ、ありがとうございます。今朝彼女とやり取りをしました。逆に黙っていてごめんなさいと謝られてしまい、私自身の未熟さに気付かされました。教えて頂かなければわかりません。何も知らないまま過ごすよりも、きちんと自分を見つめ直すきっかけを→ (2017年11月17日 21時) (レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - コメントさせていただきました。これ以上、菜菜さんも、彼女も外野からのたくさんの言葉で傷ついて欲しくなかったのです。お節介だとはわかってます。どうかお許しください (2017年11月17日 20時) (レス) id: 218147ba55 (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - 菜菜さんもよくご存じの方だと思います。彼女の作品はもちろんですが、読者の多くが彼女の生き方に魅了されるんだと思います。あのような方なのでいらっしゃるので、何も触れないでいらっしゃいますが、辛いのではないかと思い、ぶしつけがましいですが→ (2017年11月17日 20時) (レス) id: 218147ba55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜菜
| 作成日時：2017年10月27日 11時
