1年 ページ24
・
いつも通りにスマホのアラームで目が覚めて、
いつも通りに、食パンとコヒー飲みながら、支度して、
いつも通りに、玄関で靴履いて
雅「いってきまーす。」
別に「いってらっしゃい」なんて返事は返ってこない。
エレベーターに乗り込むと、エレベーターが動いて、直ぐにガンっと音を立てる。
扉が開いて乗ってきた人は、
あ「あ、まー君おはよ。」
雅「おはよ。」
1年前まで、なかった。
エレベーターん中で挨拶はすれど、自分を呼んでくる人はいなかった。
あ「寒くなってきたね〜。」
雅「もうすぐ冬だしね〜。」
なんて会話をしながら駅までの道を2人で並んで歩く。
肩が当たるか当たらないかの距離で、
あ「独り身は身に染みる・・・」
雅「辞めて！それ、言わないで！！」
こんな下らない会話しながら、ホームで電車を待つ事も、
人の波に押し込まれる様に、ぎゅうぎゅう詰めの箱の中。
少しだけ、出来た隙間に彼女を入れるのも、
1年前まではなかった。
あ「通勤ラッシュなんてなくなれば良いんだ！！」
雅「もう少し早く家出たら？」
あ「それが出来たら苦労しない！」
雅「じゃぁ、文句言うなって。」
改札に向かって階段を昇りながら、
雅「そのヒール、高くない？」
さっき、エレベーター乗って来た時に気付いた。
目線が少しだけ高い。
あ「可愛いでしょ〜。」
雅「また踏み外してパンツ見せるの？」
あ「それ、セクハラだから！」
雅「まだ社内じゃありません〜。」
あ「あ！社内で思い出した！」
って急に立ち止まると、
それにつられる様に俺も止まる。
雅「どした？」
あ「今日って忙しい？」
雅「そこまでないんじゃない？」
あ「今日、早く帰りたい。」
雅「予定あんの？」
あ「うん！家に帰ってTV見たいの！リアタイしたいの！！」
また、歩きながら、
雅「それ、録画しとけば良いよね？」
あ「やだ！これを楽しみにして今週乗り切ったの！」
雅「楽しみがTVって！男いないのバレてるよ？」
あ「良いの！ね？「相葉さん」良いでしょ？」
俺を覗き込みながら言ってくるけど・・・
イレギュラーな事が何もないなら、定時には上らせる事も出来る。
ジッと俺を見つめてて、
黙ってると、
あ「昨日ね、鶏モモ肉安かったのね。」
雅「・・・もう、それに乗らないもんね！」
あ「あーあ、せっかく唐揚げにしようと思ってたのに。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 664人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
菜菜(プロフ) - とわさん» させてしまい、申し訳なく感じております。暫くは、自分の在り方、発信する側として、私自身がどうしたいのかを、もう一度考えでみます。嫌な役回りをさせてしまいごめんなさい。そして、本当にありがとうございます。 (2017年11月17日 21時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - とわさん» 与えて頂いた、とわさん、本当にありがとうございます。そして、悩ませてしまいごめんなさい。彼女にもその旨の謝罪の言葉を送りました。自分自身の浅はかさ、未熟さ、発信する側として、もっと気を使うべしでした。そして彼女のファンの方にも、不快な思いを→ (2017年11月17日 21時) (レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - とわさん» わざわざ、ありがとうございます。今朝彼女とやり取りをしました。逆に黙っていてごめんなさいと謝られてしまい、私自身の未熟さに気付かされました。教えて頂かなければわかりません。何も知らないまま過ごすよりも、きちんと自分を見つめ直すきっかけを→ (2017年11月17日 21時) (レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - コメントさせていただきました。これ以上、菜菜さんも、彼女も外野からのたくさんの言葉で傷ついて欲しくなかったのです。お節介だとはわかってます。どうかお許しください (2017年11月17日 20時) (レス) id: 218147ba55 (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - 菜菜さんもよくご存じの方だと思います。彼女の作品はもちろんですが、読者の多くが彼女の生き方に魅了されるんだと思います。あのような方なのでいらっしゃるので、何も触れないでいらっしゃいますが、辛いのではないかと思い、ぶしつけがましいですが→ (2017年11月17日 20時) (レス) id: 218147ba55 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：菜菜
| 作成日時：2017年10月27日 11時
