気持ち、わかんない ページ8
。
いつの間にか、私は家の前にいた。
_____「また、会いたいな」
そう言って廉くんは、
街へと戻っていった。
『…私も、"また会いたい"な』
。
『ただいま、』
パパとママにこのことを言ったら、絶対に怒られるから
内緒にしとこう。
母「A、紫耀くんきてるからね」
『あ、うん』
紫耀「あ、お邪魔してるな」
『うん』
すっかりと腫れ込んだ瞳。
今日一日ずっと泣いてたんだな。
紫耀「Aちゃん、今日も鉄炮の音鳴ってたけど大丈夫やった?」
『うん、大丈夫だったよ。それより、紫耀くん…こそ、』
紫耀「大丈夫だよ、少し驚いただけやから、」
紫耀くんに残された家族は1人もいない。
もともと父親が居なかった紫耀くん。
本当に独りぼっちなのだ。
母「ご飯できたわよ。」
『紫耀くん!食べていってね』
紫耀「ありがとう」
母「実はね、今日から紫耀くんにこの家に住んでもらうことになったわ」
紫耀「え?」
母「まだ、高校生なのよ?ここ最近人間の発砲が多くなってきてるし…一人じゃ危ないから。遠慮しないでね」
父「そうだ、遠慮しないで俺達を家族と思ってくれ」
『紫耀くんなら大歓迎よ』
紫耀「あり、がとうございますっ、」
また紫耀くん目腫れちゃうな…。
泣き出しちゃったし(笑)。
私は、ずっと紫耀くんの背中を摩っていた。
。
部屋のベッドにゴロンと寝転ぶ。
紫耀「Aちゃん、風邪ひいちゃうで」
そう言って私の濡れてる髪の上に
ぱふぱふの太陽の香りのするタオルを乗せてくれた
『ありがとう、』
タオルに顔を埋める。
あったかいこの香り、をめいっぱい吸い込む。
。
紫耀「Aちゃん、何か考え事でもしてたの?」
『え?』
紫耀「なんか、そんな感じしたから、」
してないといえば嘘になる。
廉くんのこと、考えてた。
____なんで私のこと、助けてくれたんだろう?とか
____廉くんって何歳なんだろうとか、
____仲良くなりたいな、とか
。
紫耀「なんかAちゃん、好きな子でもできたん?」
『えっ?』
紫耀「恋してる女の子の顔してた」
そう言われて自分の頬をつねる
そんな顔してた?
紫耀「好きな子いるの?」
『…ううー…わかんないの』
紫耀「そっか」
それから紫耀くんに
『すき』についていっぱい教えてもらった
ーーー
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帰蝶(プロフ) - はじめまして!!!コメント失礼します!!!私はこういうお話が大好きなので読んでいてホントに楽しいです!!!更新を楽しみに待ってます!!!これからも頑張ってください♪応援しています!!! (2018年2月26日 22時) (レス) id: 07fa8ea693 (このIDを非表示/違反報告)
#土筆 - はじめまして!本当に面白いです!!更新頑張ってください!ずっと応援しています! (2016年12月25日 21時) (レス) id: 55722025e8 (このIDを非表示/違反報告)
ライム(プロフ) - 更新待ってました〜♪ 頑張ってください!楽しみにしています! (2016年12月19日 2時) (レス) id: dbfdb68a60 (このIDを非表示/違反報告)
はるち - めっちゃ面白かったんですけど、凄いお話ですね。 (2016年9月20日 14時) (レス) id: fb4b4f2984 (このIDを非表示/違反報告)
真歩(プロフ) - ライムさん» 嬉しいです(つω`*)頑張れるコメントありがとうございましたー(^^♪ (2016年9月19日 8時) (レス) id: c18532e2d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真歩 | 作者ホームページ:Twitter @maho_novel_
作成日時:2016年7月13日 15時