白い恋。【永瀬廉】

今日1日と明日 ページ4

。



「ココ最近…全然発砲せえへんかったのにな」

「大丈夫？怪我とかしてへん？」



ただ紫耀くんの言葉にこくりと頷くだけ。
ほんとに怖くて、まだ震えが止まらない。



「痛いの痛いのとんでいけー」



するといきなり紫耀くんが私の背中をポンポン叩いて、
痛いの痛いのとんでいけーをしてくれた。



「大丈夫！スーパー平野がいる限り、安心ですから」



そういって、ほにゃっと笑う紫耀くん。
なんだか、落ち着いてきちゃった。



『あり…がと、紫耀くん』



そうして私たちは、
無事家へと帰った。



「Aっ！！無事だった？！」



家に帰るとバタバタと奥から
出てきて心配し出すママ。



『うん、紫耀くんが助けてくれたの』



「そうだったのね。今度お礼しなくちゃ。」



「もう、夕食の準備するからお手伝いしてちょうだい？」



『分かったわ、ママ』



そうして今日も、ママの美味しいご飯を食べて、
ペットの猫のルナと、インコのトムにおやすみを言って眠りについた。



『明日は、平和な日でありますように…


誰も怪我せず、連れていかれませんように』



そうお月様に呟いて。









。









次の日、早朝から、
大きな悲鳴が響き渡った。







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