大事なお話 ページ24
それからママと紫耀くんに廉くんとであったときから今日に至るまでを話した。
もちろんそろそろ大規模なアルビノ狩りが始まってしまうということも。
この話を聞いた時のふたりはすごく動揺していたけれどすぐに、意を決したような顔つきになって
｢ありがとう｣
そういって私を抱きしめてくれた。
多分勇気を出して全てをうちあけた私に対してのありがとうもあったのだろうけど、
きっと廉くんに対してのありがとうだったんじゃないかって思う。
その後のことはあまり覚えていない。
かすかに覚えているのは安心しきって泣きじゃくる私の背中をさすってくれたママと紫耀くんの暖かい手のひらの感覚。
いつの間にか夜は開けていて、眩しくて眼球を貫くような白い太陽の光が窓際から差し込んでいた。
私はいつものように彼の元へ行く支度をする。
洋服も着替えて髪も結って、そろそろ出かけようかと思った時に腕をひかれた。
紫耀「今日は俺も行く。」
何かを決心したような神妙な顔つきで、
私の腕を掴む紫耀くん。
うんと返事せざるを得なかった。
いつものあの場所で彼は待っていた。
『廉くん！！』
『Aちゃん！』
ぎゅうううっと強く、強く抱きしめられる。
ああ、あったかいな。
そう思っているとふっと廉くんの抱きしめる力が弱まった。
廉｢あの子は………もしかして紫耀くん？｣
『うん！紫耀くんだよ』
私がそういうと紫耀くんにかけよる廉くん。
廉｢！紫耀くん！おれ、永瀬廉！よろしくな！君のことはAちゃんからよく聞いてるで！｣
スっと紫耀くんへと差し出される手のひら。
紫耀くんはその手のひらをじっと見つめる。
少しこわばった雰囲気が続いた後、
紫耀｢初めまして！紫耀やで、！気軽に紫耀って呼んでや！よろしく｣
いつもの笑顔で紫耀くんが自己紹介をして廉くんの手のひらを握った。
それから私と紫耀くんは廉くんに街の様子を詳しく聞いて、それから3人で作戦会議をした。
ーーーー
終わり
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帰蝶(プロフ) - はじめまして!!!コメント失礼します!!!私はこういうお話が大好きなので読んでいてホントに楽しいです!!!更新を楽しみに待ってます!!!これからも頑張ってください♪応援しています!!! (2018年2月26日 22時) (
レス) id: 07fa8ea693 (このIDを非表示/違反報告)
#土筆 - はじめまして！本当に面白いです！！更新頑張ってください！ずっと応援しています！ (2016年12月25日 21時) (レス) id: 55722025e8 (このIDを非表示/違反報告)
ライム(プロフ) - 更新待ってました〜♪ 頑張ってください！楽しみにしています！ (2016年12月19日 2時) (レス) id: dbfdb68a60 (このIDを非表示/違反報告)
はるち - めっちゃ面白かったんですけど、凄いお話ですね。 (2016年9月20日 14時) (レス) id: fb4b4f2984 (このIDを非表示/違反報告)
真歩(プロフ) - ライムさん» 嬉しいです(つω`*)頑張れるコメントありがとうございましたー(^^♪ (2016年9月19日 8時) (レス) id: c18532e2d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真歩
| 作者ホームページ：Twitter @maho_novel_
作成日時：2016年7月13日 15時
