検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:102,562 hit

狩人と人間の話 ページ2





『ねぇ…おばあ様、さっきの音は何?』



「しっ!!静かに…」




どくんどくん…と心臓が飛び跳ねる。
冷たい冷や汗が頬を伝う。


どれぐらいの時間が経っただろうか。




「もういいよ…さっきの人たちはね"狩人"っていうんだよ」



『かりゅ…うど?』



「そう。私たちは昔から肌や髪が白いだろう?

狩人たち人間は私たちのことを"アルビノ"と呼ぶ。

アルビノの人間は世界でも極わずかしかいないから…珍しいんだ

あの、さっきの銃声は、アルビノを狙って撃った鉄砲の音さ。」



『…あた、し達…鉄砲に撃たれちゃうの?』



「少なくとも、狩人たちは鉄砲を私たちに向けるね。

でも、殺しはしないんだ。鉄砲で撃って、軽く怪我をさせて

それでいて街に持ち帰るんだ。

まあ、あたしみたいな老人は殺されるかもだけどね。」



『そんな…捕まったらどうするの?』



「もう二度とこの森には帰れないんだ。特に若いアルビノは

街でお金と引換に売られたりするんだ。」



『そんな…!酷いわ…』



「だから…A、絶対に狩人や人間に見つかるんじゃないよ。」



まだ12歳だった私にとって。
それはとっても辛く恐ろしい現実だった。



暫くして、外に出てみると、
赤い液体が近くの芝に飛び跳ねていた。



『ひっ…!!』



誰かが撃たれたみたい…
それなのに、撃たれた人は居ない。



『…そん…な、』









それから数日後。
ママのお友達が行方不明となったことが分かった。




ーーー

平和で平和だった日々→←森の奥



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (230 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
629人がお気に入り
設定タグ:永瀬廉 , ジャニーズJr   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

帰蝶(プロフ) - はじめまして!!!コメント失礼します!!!私はこういうお話が大好きなので読んでいてホントに楽しいです!!!更新を楽しみに待ってます!!!これからも頑張ってください♪応援しています!!! (2018年2月26日 22時) (レス) id: 07fa8ea693 (このIDを非表示/違反報告)
#土筆 - はじめまして!本当に面白いです!!更新頑張ってください!ずっと応援しています! (2016年12月25日 21時) (レス) id: 55722025e8 (このIDを非表示/違反報告)
ライム(プロフ) - 更新待ってました〜♪ 頑張ってください!楽しみにしています! (2016年12月19日 2時) (レス) id: dbfdb68a60 (このIDを非表示/違反報告)
はるち - めっちゃ面白かったんですけど、凄いお話ですね。 (2016年9月20日 14時) (レス) id: fb4b4f2984 (このIDを非表示/違反報告)
真歩(プロフ) - ライムさん» 嬉しいです(つω`*)頑張れるコメントありがとうございましたー(^^♪ (2016年9月19日 8時) (レス) id: c18532e2d8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:真歩 | 作者ホームページ:Twitter @maho_novel_  
作成日時:2016年7月13日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。