49話 ページ9
私は先程手に入れた雷神の力を借り雷のような速度で森さんの前へ移動した
バンッ
私はこの銃声と共に森さんを庇って左の心臓付近である脇腹を1発の銃弾が貫通した
『ア゛ァ゛!!』
その痛さに顔を顰め森さんに倒れると
森「!?A!!!!!A!!!」
という必死な森さんの顔を見て背後から
小「、、、不運な小娘だ」
柏「行くぞ小林」
と帰ろうとするその2人を逃がすものかと力を振り絞って私の影が彼らの肩を貫いた
柏「クソッ!!」
と肩からでている影を掴もうとしているが私はもう一度柏木の心臓を貫いた
それを引き抜き柏木は息をしているようだったがもうそろそろ死ぬだろうと思い森さんに目を向け
『迷惑かけてごめんなさい、でも私森さんに沢山してもらってとても嬉しかったの』
と息絶え絶えになりながら森さんに告げる
森「、、A。私が必ず助けるから」
といつも余裕の笑みを浮かべていた森さんの焦る顔はその時初めて見たのかもしれない。そんな会話をしていると視界に小林が写った
『、、、貴方私のこと助けないんじゃなかったの?』
小林は私が眠っている時注射器で毒なんて私に入れていなかったのだ。それをした意味は私にはよく分からない。対してポートマフィアでも仲は良くない。それなのに何故かと思っていた
小「お主は知らぬだろうがお主の親は私だ。妻はあの時ある組織にやられて私だけが残ってしまった。そしてまだ赤ん坊であったお主を逃がすため知り合いに預け会うことは無いと思っていたが森医者がお主を連れてきた時はとても驚いた」
と肩を私に貫かれ傷口を抑えている小林が私に向かってそう告げた。その事実に私は驚きながら森さんを見ると彼はその事実を知っていたようで驚きはしなかった
小「森医者。私はポートマフィアを裏切りなおかつ自分の娘の父親である資格ですらない。ここで終わらせてくれ」
そういい森さんに使っていた銃を渡した。その銃を持ち森さんは私に同意を求めるように視線を合わせた。その視線に私が小さく頷くと彼は私の目を手で塞ぎ小林に1発打ち込んだ。その後私は気を失い気づくとポートマフィアの医務室にいた
『、、、、こ、こは?』
と枯れたような声で後ろを向いている森さんに話しかけた。そうすると彼は私の方へ振り向き
森「気づいたかい!?!?よかった、、、!!」
と安堵したような顔をして私の手を握った。
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ふずき - 急にごめんなさい🙏アリスちゃんではなくエリスちゃんです!不快に思われたらすみません💦 (1月4日 9時) (レス) @page22 id: 550fd98a77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ごりら | 作成日時:2023年12月19日 23時