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番外編10 ページ31

そこから広津さんの怖い話や中也の弄りなど色々な話をしているうちに皆が寝静まった


まず初めに寝落ちたのは酒が弱い中也である。部屋の机に突っ伏して寝てしまったので適当に体を倒し横にした



『相変わらずお酒弱いのね』

と笑いながら未だに酒を飲んでいると


立「姐さんは相変わらず酒つえーッスね」

と顔を赤くしてもうお酒は飲んでいないのだろう水を飲み始めている立原くんに言われた


『あまり酔うことは無いけれどお酒は好きよ』

という話をしているうちに視界に芥川くんの近くで寝落ちしている樋口ちゃんを見つけた。どうやら先程から彼女の声が聞こえないなと思っていたところだった




そこからしばらくした頃には立原くんや広津さん、梶井くんも寝静まり起きているのは芥川くんと私だけになった



『芥川くんは寝ないの?』

と聞くと彼は



芥「このようなところでは睡眠は取れない」



といい寝転ぶだけ寝転んでいる。そろそろ私も夕飯前からお酒を飲んでいたこともあってか苦しくなりお酒を飲む手をやめる



『寝ないんだったら少しロビーまで付き合ってくれるかしら?』


そう言うと彼は素直にロビーまで来てくれた






『うちの人達は変に面白い人ばかりよね』


と先程から騒いでいた彼らを思い出しふと笑いながら彼にそう言う



芥「.....僕は変ではありません」


『あらそう?極端にお風呂が嫌いだったりこだわりがあるじゃない』


そう言いながら私はロビーにある自販機で飲み物を買う


その言葉に黙っている芥川くんを人目見て再び笑いその飲み物を飲む




『ところで体調は大丈夫なの?』

と隣を歩く彼の顔を見てそう問うと


芥「元々体調など優れております」


という彼に本日咳をして彼の姿を浮かべる



『言っても聞かないとは思うけど無理はしないでちょうだいね』

とペットボトルの蓋を締めながらそう彼に言う


芥「無理など」

『そういうところよ。、、自己犠牲が美しいだなんて力のない人の言い訳だと思ってるわ。そういうところを改めないから太宰も貴方のこと認めないの一点張りなんじゃないの?』


と彼に言うと芥川くんは気づいたような分かっていたような苦虫を噛み潰したような顔をしてしかめた


『太宰はうるさいし巫山戯てるし仕事はしないし悪戯ばかりするしいい人とは言い難いけど頭はキレるし無駄なことはしない人ね。だから貴方にあれほどまできつく当たってた理由も必ずあるはずよ。私は太宰では無いから分からないけど』

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ふずき - 急にごめんなさい🙏アリスちゃんではなくエリスちゃんです!不快に思われたらすみません💦 (1月4日 9時) (レス) @page22 id: 550fd98a77 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ごりら | 作成日時:2023年12月19日 23時

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