工藤家のお隣さんはアノ横浜出身 Part2 (ページ25)

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番外編4 ページ25

中「ほら！芥川！早く来いよ！」

芥川「、、、やはり僕体調が優れぬ故部屋に戻り」

中「そのための療養だろ!!」

とまぁ今度のようなことを話しながら入ってきたのはきっと芥川くんと中也だろう。それに先程から芥川くんの声が聞こえた瞬間から樋口ちゃんが

樋「芥川先輩、、、」

としか呟いていない

そんな男湯から聞こえてくる声に

『太宰もきっと療養でお風呂に浸かりたがらない子は嫌いだと思うわよー？』

とてもいいですね外気に晒されて寒くなった自身の肩にお湯をかけながら隣の芥川くんに伝えると

芥「！？太宰さん、、」

中「手前こんなところであの青鯖の名前なんて出すんじゃねェ!!!!」

という声の後ﾁｬﾎﾟﾝとお湯に使った音が聞こえたので入ったのだろう

私たちが再度雑談をしているとどうやら中也と芥川くんが洗うらしく声が聞こえる

中「ほら。これとこれ貸してやるから。、、、ってお前!!持ってんじゃねェか!!!!」

ときっと支度はしたが来たくなくああいっていたのだろう

芥｢、、、僕部屋に石鹸を忘れたため先に戻っているとします」

そんな声に

『(懲りないわねぇ)』

と思いながら隣の彼女が

樋「芥川せんぱーい！！！石鹸なら私のを使ってくださーーい！！！、」

中「いや俺のを貸すから大じょ、」

樋「投げますねー！！！」

と足早に自身の石鹸を出し中也の言葉を遮りながらその石鹸を高く投げる

上手く向こう側に行き言葉を待っていると

梶「いてっ!!」

と声が聞こえたので当たったのは梶井なのだろう

樋「、、はっ！先輩！！私が先輩の背中を流します！！すぐそちらに行くので待っていてください！！」

『男湯よ』

と彼女に一応伝えるが聞いていないので苦笑いしながら彼らの会話を聞いた

立「ここ男湯だぜ、、」

芥「うるさい樋口!!」

という立原くんと芥川くんの声が同時に聞こえたそんなこんなで私たちは湯を上がり支度をして待ち合わせ場所である入口へ行くともう男軍は揃っており私たちで最後であった

『遅れたわね』

とこちらに気づいた中也に告げると

中「髪乾かしてねェのか。風邪ひくぞ」

と私の髪は長いので乾かすには20分程度要する。だからそのまま出てきたのだが彼がそれに気づき私の肩にタオルをかけてくれた。改めて紳士な男だと思い彼に

『あらありがとう。それにしてもこちら側から聞いても貴方たちの会話は面白かったわ』

と告げると彼はげっそりしたような顔をしながら鼻で笑った