工藤家のお隣さんはアノ横浜出身 Part2 (ページ20)

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59話ページ20

まさかあの部屋のアロマのような匂いが、、と頭の中で反省会を開いていながら組織のアジトを出ると

ピ「ブランデー」

と後ろからピンガに声を掛けられた。その声の方へ向きどうしたのかと尋ねると

ピ「少し付き合え」

とどこかで聞き覚えのあるセリフを言われて彼のJeepの助っ席に乗ると

ピ「潜入先の同僚にこの間サプライズでプレゼントもらってなァ。その返しをするんだが女の好きそうなものはわかんねぇからテメェに付き合ってもらった」

とさすがに運転中なので組織の幹部もまっすぐ前を向いたまま私にそう話しかけた

『プレゼントか。何を貰ったんだ？』

ピ「俺が女装で潜入してるから某ブランドの女用香水を貰った」

と言われブランド物の香水か、、と思い考えているとちらっと彼が運転する耳元のピアスが反射し

『、、、俺も頼りになるか分からないがその人に似合いそうなピアスはどうだ？』

と私は貰ったら嬉しいのでそう提案してみたらピンガは相手の女性がピアスを開けているのか思い出しているようでしばらく黙っていたあと

ピ「ピアスか。いいな」

と言ってくれたので買うものはピアスになったのだろう

早速目当てのブランドのアクセサリー店につきピンガにその女性に似合いそうなピアスを聞くが

ピ「似合うピアスか、、、」

と黙ってしまいなかなか進まないので顔写真とかあるのか聞けばどうやら私たち組織がターゲットとしているシステムの制作者らしくその写真を見せてもらい

『彼女ならこの長いピアスよりワンポイントのピアスの方が似合いそうだな。顔が美人だしそこまでアクセサリーで目立たせなくても良さそう』

と彼女に似合いそうなダイヤモンドとパールで出来ているこじんまりとしたピアスを彼に進めると彼にも好評らしくそれを手に取りレジに並んだ

『おかえり。買えたか？』

2人でレジに並んでいたが長く続いておりピンガが店を出た近くにあるソファーに座ってろとの事だったのでそこまで待っているとしばらくして彼が小さい袋を片手にやってきた

ピ「あぁ。ありがとな」

という彼に

『目当てのものがあってよかった。帰るか』

そうして再び彼の車に乗り込み私のバイクがある組織のアジトまでの道のりを彼の運転で帰っていると車の振動で心地よいリズムで段々とまぶたが落ちていくとそれに気づいたピンガが

ピ「、、、着くまであと少しだがそれでもいいなら寝とけ」

とぶっきらぼうに私に言ったのを耳にし少し瞼を閉じた