工藤家のお隣さんはアノ横浜出身 Part2

54話 ページ15

、、、とてもまずい。もしピンガであった場合女声であったことをどうやって誤魔化す。彼みたいに潜入捜査で女装をしていたと言ってもラムやジン、ベルモット辺りに確認を取れば私がそんな任務ないことが分かる




私はこの事態をどうやって誤魔化すか考えた結果はとりあえず知人と食事をしていて席を外している間に知人が電話に出てしまった。そういう対処にしようと思う。まあそこでバレても殺されるような私では無いのでそこは心配していない


『(はー米花町に帰るのが億劫だ)』


と私は自室の天井を見上げながらそう思った



















そう思ったのもつかの間。私は明日東京の方で組織の任務のため帰らなければならない。そして私はバイクでまた東京にある私の一時的ないつもの自宅へ帰り適当に食事を済まし就寝の準備をした





ﾋﾟﾝﾎﾟｰｰｰﾝ


リビングに鳴り響いたチャイムの音に髪の毛を乾かすことをやめ誰が来たのか画面で確認すると最近は全く話すことがなかった新一くんが映っていた


ｶﾞﾁｬ

『新一くん！久しぶりね』


扉を開け少し大人びた彼にそう告げると

新「へへっ、あざす！」

と少し照れくさそうに笑って私に紙袋を渡してきた


『これは？』


私は受け取った紙袋を見て新一くんに聞くと

新「ついこの間修学旅行でさ。Aさんに買ってきたんだ！紙袋には俺からのお土産と蘭のも入ってるぜ！」

そう聞き確かに彼は中学三年生だからもう修学旅行か、と時の流れの早さを実感していると新一くんだけではなく蘭ちゃんからのお土産もあると聞き彼に


『蘭ちゃんからも？嬉しいな、今度蘭ちゃんに会ったらありがとうと伝えてくれるかしら？』

と彼に伝言を頼む。そうすると快く「おう！」と引き受けてくれた。そんな言葉を交わし帰っていく新一くんを見送り会お土産を確認すると



新一くんからは沖縄のみやげであるシークァーサー柄のまんじゅうで蘭ちゃんからは沖縄の限定キーホルダーとお守りであった



そのキーホルダーは大きいシークァーサーに抱きついている心做しか私に似ているような気もする女性が乗っかっているキーホルダーであった


そして小さいメモ帳に彼女らしい文字で

【この間はありがとうございました！あまり大したものではないですが可愛らしくてAさんに似合いそうだなって思って買ってきました！】と言う文で書いてあった


そのお土産やメモの文に微笑まされながら途中の髪を乾かし終え明日の任務に備え眠りについた

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