貴｢意外と怖い金髪君。｣ ページ11
マルコとサッチを席に座らせ、自分が何も取ってきていない事に気付く。
貴｢ごめん、ちょっと取ってくる。それの使い方分からねぇだろうし、待っててくれ。｣
サ｢あ、じゃあ俺も行く。飲みもん取るの忘れちまってさ。｣ｶﾞﾀｯ
そう言って、サボがイスから立ち上がった。
貴｢ん、分かった｡行くか、サボ。｣
サ｢おう。｣
サボと俺は二人で、食料を取りに行った。
先にサボにコップが置かれている場所を教え、食料が置いてある場所に行く。
すると、さっきマルコとサッチに絡んでいた女達を見つけた。
向こうも俺の事が分かったようで、ヒソヒソと話しながら此方を見ている。
…参ったなぁ。こう言うのは苦手なんだが。
女の一人が此方に近づき、俺に向かって話しかけて来た｡
顔が険しいので、良い内容では無さそうだ。
女｢ねぇ貴女、さっきのあれ、どういうつもり？｣
貴｢…すみません、さっき、とは？｣
女｢とぼけないでよ！貴女のせいで、あの人達と話せなかったじゃない！｣
貴｢…別に、彼奴等に会いに来たわけでは無いでしょう？｣
つーか、肉屋で逆ナン何てするもんじゃねーだろ…。
女｢なッ…うるさい！ムカつくのよ、貴女！｣
そう言って、女は手を振り上げる。
あ、これは殴られるな。
覚悟して、俺は目を閉じる。
すると、
ﾊﾟｼｯ
サ｢なぁアンタ、Aに何やってんの？｣
サボが俺に伸ばされた女の腕を掴み、にっこり笑って問い掛けた。
女｢あ、いえ、その…。｣
女は突然のサボの登場に戸惑っている。
心なしか、サボの目が笑っていない気がした。
サ｢悪いけど、俺、こいつに手ェ出されんのだけは嫌なんだわ。…何するか、分かんなくなるし。｣ﾆｺｯ
黒い笑みを浮かべ、サボが女を見る。
ﾋｯと小さく声を漏らした女たちは、慌てて去っていった。
貴｢…助かったのは礼を言うけど、今度はもう少し穏便にな。｣
サ｢悪い。何かカッとなっちまって…あれでも、極力抑えたんだけどな。｣
貴｢あれで極力…。｣
お前は全力でキレたらどーなっちまうんだよ…。
サボに軽い恐怖を覚えながら、俺達は席に戻った。
____________________________________
続きます！
貴｢贔屓の店になるかもな。｣→←貴｢前にもあったな、こんな事。｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 113人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アベッチ - リクいいですか？ワンピースのイゾウをトリップさせてください!よろしくお願いします！ (2018年4月3日 10時) (
レス) id: 6605acb6b9 (このIDを非表示/違反報告)
シンア - 続き気になります(*⌒▽⌒*)更新楽しみにしてます(*⌒▽⌒*) (2018年2月5日 3時) (レス) id: b478a7ecf3 (このIDを非表示/違反報告)
シンア - イゾウも逆とりの話をお願いします。 (2018年2月5日 3時) (レス) id: b478a7ecf3 (このIDを非表示/違反報告)
錬金術師のミサ×獄卒のナイト×革命軍のミキ×妖怪のサガ - ミサ「フリーゲームで遊んでいたらいいな〜。」ナイ「獄都事変、おもしろいぞ。」 (2017年12月2日 19時) (レス) id: aa8bb17219 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - nanaさん» お久しぶりです！！リクエストでクリスマスをお願いします。キャラクターはルフィとエース、サボの三人でお願いします。 (2017年12月2日 16時) (レス) id: 5d18b714a6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：nana | 作成日時：2017年8月16日 16時
