ヘタリア　短編＆小ネタ集

フランスさんと愛の囁き ページ8

”Je vous aime(私は貴方を愛してる)”


「Je ne veux pas entendre de tels mots(そんな言葉聞きたくもないわ)」


そうよ、聞きたくもない


「え〜、どうしてよ？お兄さんの愛の言葉そんなにつまらない？」

「そういうわけじゃない。そんな安い言葉を聞きたくないっていったの」

「安いって？お兄さんそんなことした覚えないけどな」

「誰にでも言う言葉だってこと。いつもたくさん言ってるじゃない」


誰にでも言う言葉なんて聞きたくない

みんなと一緒じゃいやなのに


だいたい誰にでも愛の言葉を囁きすぎているのだ、フランスは。
愛の国だかなんだか知らないけど

仮にも恋人が他の女に愛を囁いてるとこを静かに聞いている女なんていない

・・・・醜い嫉妬だってことは分かってる

でも、嫌なものは嫌なのだ
聞きたくない

言わないで
私以外の人の前でそんな言葉


使わないでよ
＊


＊


＊


＊


「じゃぁさ・・・」

「Je vous aime seulement.Que personne(私は貴方だけを愛している。誰よりも)」


「J'aime simplement seul, vous dans le monde(世界でただ一人、貴方だけを愛します」


「これで・・・いい？Aちゃん」


「っ・・・・・」


顔が熱い

そんなこと言われたら・・・・


許しちゃうじゃないっ・・・・


「分かった、いいわ、そのかわり・・・」


「私以外の女に、簡単に愛の言葉なんか囁かないでよ・・・」


言ってしまった。恥ずかしい

でも今ならいえた気がしたのだ、このタイミングなら・・・

彼の顔をみると彼の顔も耳まで真っ赤になっていた

そして、急に抱きしめられた
結構強く抱きしめてるようで、骨が痛い


「・・・Aちゃん・・・」


「なによ・・・」

嫌な予感がしながらも反応すると声で分かったのかニヤリと意地悪そうな顔をする彼


「よ〜っし、お兄さんとベット行こうか？」


「えっ！！ちょ・・・ま・・・・・」

＊

＊

＊

＊

＊

＊

＊


(幸せになりました・・・？)

キスシーンってカメラの角度でどうにかなりませんか？　　　１→←I will kiss.　　４　　　　　

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す