知らぬが仏 2 ページ35
翌日。今日も彼と昼食を共にした
彼はやっぱり面白かった
若干作文みたいだな
放課後、私は保険美化委員会が終わった後に一人で帰ろうとしていた
その日はなんだか別の道で帰りたくなって
それがいけなかった
なんだか声が聞こえたので声を頼りに歩いていくと
そこにはありえない光景があった
男たちが拳銃を取引している
私の視力はいいほうなのでかなり良く見えたから間違いない
あれは、銃だ
銃を渡そうとしている男達はざっと数えて20人くらいはいた
だが、銃をうけとった男は一人しかいなかった
そして、銃を受け取る男は見覚えのある色素の薄い金髪
普通の男よりも細めですらりとした後姿
・・・・・アーサー君だ
頭のなかがパニックになってる
なんでアーサー君がいるんだ?銃なんて取引して?そんな危ないやつらと絡んでるのか?
考えても考えても答えは見つからないので
その場を離れようと勢いよく走った
その日は、あまり眠れなかった
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
寝不足のまま学校へ行った。眠い
2日間もお昼を共にしたのに、行かないのは失礼だと思ったので屋上へ向かう
屋上へ向かいながら、昨日のことを考えていた
だいたい後姿だけで決めちゃだめだよな。そんなやつごまんといるし
気のせいだと思おう!気のせいだ!!
屋上のドアを開けるといつもどおりのアーサー君が
・・・・いなかった
微妙に黒い笑顔でこちらに歩いて両手を屋上のドアのすこし左の壁におさえつけられる
「こんにちは?先輩。昨日は何してましたか?」
ビンゴオオオオオオオォ!!!!!
こ・れ・は
危ない!完全に昨日の男アーサー君だよ!!
しかもバレバレだったよ!勘がよすぎる!
「昨日は・・・・その・・・ね」
「そうですよねぇ。言えませんものねぇ・・・だって見たんでしょう?」
耳元で囁かれる
普通だったらときめくシーンなのにぜんぜんときめかない
頭の中はまたパニック状態だよ
耳にかかる吐息がくすぐったい
「あー・・・・勘がいいね」
「有難うございます。でも、ばれたからには・・・口止めをしませんと」
さようなら。私
銃で撃たれるのかなー。それはないか。ここで銃声なんてしたら困るのはアーサー君だろうし
「先輩。俺の彼女になりません?」
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咲(プロフ) - お久しぶりです!絵 上手いですね・・・あこがれます!私 美術部のクセにしょうもない絵しか書けない者で・・・∪(・×・`)∪ (∪は耳ですwよく幽霊の手に間違えられますwww) (2011年10月22日 8時) (レス) id: 638ce0c5ce (このIDを非表示/違反報告)
千世花 - 咲さん・・・あわっわ!!ありがとうございます!嬉しいです!! (2011年9月7日 15時) (レス) id: e3ab2c8771 (このIDを非表示/違反報告)
咲(プロフ) - 私は 花嫁は必ず幸せになれる? がめっちゃ大好きです! (2011年9月2日 21時) (レス) id: d1012a4a76 (このIDを非表示/違反報告)
千世花(プロフ) - もんもん様・・・コメント有難うございます!続きですか・・・・・頑張ってみます!いつ出来るかわかりませんが(´・ω・`;) (2011年8月30日 23時) (レス) id: 1595f7deb7 (このIDを非表示/違反報告)
もんもん - 「恋が始まるきっかけ」めっちゃいいじゃないですか!!!!よろしければ続けてもらいたいですっ (2011年8月24日 2時) (レス) id: 0f554a5fcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千世花 | 作成日時:2011年5月27日 18時