ヘタリア　短編＆小ネタ集

２０００hit記念小説　　３ ページ31

今日は転校生がくるようだ

絶対転校生さん驚くよなー・・・クラスで制服がぬれてる人が一人いたら


「じゃあ。はいってきてくれ」

「・・・はじめまして、皆さん。私、シャルロット・エインズワースです。国はミューセナです」


私は彼女を見たとき、驚きと喜びがあったと同時に不安になっていた

私の最大の理解者にも裏切られると思っていたから
普通だったら味方になってくれただろう

だが、向こうにはイギリスがいる。彼女はイギリスの恋人なんだ
味方になんてなってくれるわけがない

「それと、皆さんにひとつ、言っておくことがあります」

「・・・・なんだ？シャルロット」

「私はAさんの味方なんで皆さんのほとんどとは敵になります。よろしくお願いしますね」


イギリスは心底驚いた表情でシャルロットに問う

「・・・！！シャルロット！？どうしてだ！！」

「ごめんなさいね。イギリス・・・でも。当たり前でしょう？」

「なんでだよ・・・」

「だって私、ロシアに呼ばれてきたんだから」

「！！」

「そうだよー。僕が呼んだんだぁ」

「・・・・っ・・・ロシア・・・」


殺気を込めた瞳でイギリスはロシアをにらむ
それでもロシアは満面の笑み
だがイギリスの気持ちは分からなくはない。恋人が敵になったのだから

「別に、私と別れてもかまわないわ。それじゃ」


そのまま彼女はすたすたと歩いて私の席の隣へ

「よろしくね？A。ひさしぶり・・・・もう大丈夫だから」

「・・・・うん。でもよかったの？これで」

「・・・・・・・・いいのよ。間違った道に進んでる人なんて、もう知らないわ」

「・・・・そう・・・・」


そういった彼女の瞳は悲しさであふれていた
まだ、イギリスのことは好きなんだろう。愛しているのだろう

だけど、だからこそ。
イギリスをこちらに引きずり込むためにもー・・・・

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