検索窓
今日:30 hit、昨日:1 hit、合計:25,672 hit

enfant de dieu    2 ページ16

Aがまだ、小さい国だったころ。


ずっと一人で、私は他の人と違うことに嫌な思いがあったの
国だってことが分かってからはこれから長い時間を行くんだなぁと思った

何年かたって上司というものができてからは
マナーに政治のこと、勉強とか体術とかいろいろ教え込まれて
つまらない日々だった

あまりに嫌で抜け出したことも沢山あった

ある日、またいつもの通り抜け出して森に逃げ込んで遊んでいたの
森の動物たちや妖精のみんなとも仲良くなって
森に祝福されているみたいだった
その日は森の泉の近くで皆であそんでいたのよ

そうしたら女の子が私の前に現れて
遊んで。っていってくれたの

人間の友達は初めてだったからおおはしゃぎしたわ。
国だってことは私はまだ小さくて若かったから教えちゃった。

彼女はenfant de dieu って名乗った。
そのときはフランス語なんて習ってなかったからまったく分からなくて
アンファン・・・ぐらいしか聞き取れなかったから
あーちゃんって呼ぶことにしたの。

それから10年たって。
フランス語も分かるようになって、彼女は神の子だってことがわかっても
彼女をあーちゃん、って呼び続けた

神の子は響きはいいけれど不幸を呼ぶ子として人々から避けられつづけてたらしいの
彼女は1000年くらいなら生き続けられるっていってた。
けど、顔は辛そうだった
気持ちが痛いほど分かったわ。
だって、私も同じ気持ちだったから


50年たって、戦争が始まった日
あーちゃんが見えなくなった。

妖精さんは見えても、森に祝福され続けている感覚は変わらないのに
あーちゃんだけは見えなくなった。

見えなくなった。っていうより、消えた。が正解なのかしら。
まぁ・・・その。いわゆる自殺・・・ってやつね。

いろんな重圧に耐え切れなくなったみたい。


でも、戦争が終わってから会えたわよ。


彼女の墓で再会した。

協会にいる人たちが彼女を安らかに逝かせてあげたの。
涙が止まらなかった。

はじめての友達を亡くした悲しみは重く。辛いものだった


でも、夢であった彼女は笑ってた
有難う。って・・・


<友達になってくれて、有難う>


私に沢山のことを教えてくれた

私の大好きな友達に。
また会えたら彼女に伝えなきゃね。
3000年も伝えてないのよ。
沢山の思いを込めて


<有難う>

enfant de dieu    3→←enfant de dieu    1


ラッキーアイテム

革ベルト


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
11人がお気に入り
設定タグ:ヘタリア
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - お久しぶりです!絵 上手いですね・・・あこがれます!私 美術部のクセにしょうもない絵しか書けない者で・・・∪(・×・`)∪ (∪は耳ですwよく幽霊の手に間違えられますwww) (2011年10月22日 8時) (レス) id: 638ce0c5ce (このIDを非表示/違反報告)
千世花 - 咲さん・・・あわっわ!!ありがとうございます!嬉しいです!! (2011年9月7日 15時) (レス) id: e3ab2c8771 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 私は 花嫁は必ず幸せになれる? がめっちゃ大好きです! (2011年9月2日 21時) (レス) id: d1012a4a76 (このIDを非表示/違反報告)
千世花(プロフ) - もんもん様・・・コメント有難うございます!続きですか・・・・・頑張ってみます!いつ出来るかわかりませんが(´・ω・`;) (2011年8月30日 23時) (レス) id: 1595f7deb7 (このIDを非表示/違反報告)
もんもん - 「恋が始まるきっかけ」めっちゃいいじゃないですか!!!!よろしければ続けてもらいたいですっ (2011年8月24日 2時) (レス) id: 0f554a5fcb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:千世花 | 作成日時:2011年5月27日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。