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丁度いいタイミングで扉の開く音。
全員がザッとドヨチに注目し出して、言われる前に自分の席に帰っていく。
ドヨン「なんだお前ら、すごい気合い入ってんな。毎日転校生欲しいくらいだ。笑」
普段ドヨチの話もまともに聞かないみんなが、こんなに集中してることが嬉しいらしい。
どちらかというと真面目ではないこのクラスの担任ドヨチは、"なめられてる先生"、というより"親しみやすい先生"だ。
ドヨン「じゃ〜、みんな俺の話よりもそっちが気になってるだろうからさっそく紹介するよ、入ってきて〜」
＿＿＿ガラガラ
RJ「失礼します。」
みんなの視線は彼に一点集中だ。
無理もないと思う、きっと誰しも想像より"カッコイイ"っておもってるはず。
ふわふわと揺れる重めのマッシュヘアがよく似合う男の子だ。
あれ？さっき見た人こんな感じだったっけ？
まだ届かない制服のせいで、元いた学校のであろうワインレッドの制服の下にパーカーを着ている。その姿は、どこかのアイドルみたいにも見えた。
RJ「黄仁俊(ファン･インジュン)です。中国から来ました、ロンジュンって呼んでください！お願いします」
深々と下げる頭に、クラス全員拍手喝采だ。
スタンディングオベーションでも始まるんじゃなかろうか？
ドヨン「まだ制服が届いてないから届くまでは元の制服になってしまうけど、絶対除け者にすんなよー。気遣ってやってね。.....日直！」
「あ、....はーい」
ドヨン「お前の隣は空席だったな！」
「いや、休みの....」
ドヨン「あいつが来たらまた考えるから。今日はAの隣ね」
なんてこった、(パンナコッタ？)
ただでさえ面倒な日直に加え、転校生が隣に座るなんて....うかうか寝たりもできないじゃん...
日直って扱いこんな感じだったっけ...？
広げてた鞄やらカーディガンを自分のロッカーに閉まって、ロンジュンくんが座る席を確保する。
RJ「ごめんね、よろしくお願いします。笑」
「ぜ、全然！よろしくねっ」
軽く挨拶を交わせば2つ前の席のユナが振り返って「いいな〜」って小声で言ってる。
"交換しようか？"って口パクで言えば、返事もされずそのまま前に向いてしまった。
HRもそこそこに、授業は始まる。
教科書のないロンジュンくんのために真ん中に置いて、時々分からない言語があると聞いてきたり、教えてあげる度に笑顔でウンウン頷いて、意外にも人懐っこそうな子だなって。
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milk - 初めまして！一気に読んでしまうほど面白かったです！更新楽しみにしてます！(*^^*) (2021年1月5日 20時) (
レス) id: c6bdde3612 (このIDを非表示/違反報告)
ナナオンニ(プロフ) - xuanさん» 読んでいただきありがとうございます(;_;)評価の基準が分からないのでなんとも言えませんが...楽しんでいただけるように出来たらと思います。嬉しいコメント励みになります^^* (2020年11月3日 22時) (レス) id: 74898a7a92 (このIDを非表示/違反報告)
xuan(プロフ) - なんでこんなに低評価を受けてらっしゃるのか分からないくらい面白い作品だと思いました…！ジェミンペンなので更新楽しみにしてます！！ (2020年11月3日 18時) (レス) id: c7b9fc6037 (このIDを非表示/違反報告)
_S94412(プロフ) - ご丁寧にありがとうございます^.^ (2020年10月31日 13時) (レス) id: 74898a7a92 (このIDを非表示/違反報告)
むおん - フラグ外れてないよ (2020年10月31日 8時) (レス) id: eae89b6718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：7オンニ | 作成日時：2020年10月31日 1時
