97 健二郎side ページ47
バスに乗り込んできたAはキョロキョロと座る席を探している。あかん！こっち来た！！
思わず体をビクつかせると嫌な程浴びる視線…俺と隆二は下を向く…するとAと後から来た臣までも気づかず後ろの方の席へ腰をかける
いや、気づけよ！！帽子被っとらんのぞ！！ヅラはしとるけど！！
隆「良かったー気づかれないで。どうしたの？」
健「別に……」
隆「あ！見て見て！臣の横にAちゃん座ったよ！」
健「は？そりゃそうやろ」
隆「Aちゃん、気を使って敢えて臣とは逆のとこに座ったのにわざわざ移動したんだけど…」
健「一緒に来とるのに不自然やからな」
隆「………妬いたりしないの？」
健「妬くか！！」
何で俺がAに妬かなあかんのか意味わからん。隆二はつまらなそうに座り直す
隆「さ！お菓子持ってきたから食べよう！」
健「お前は小学生か！遠足やないんぞ」
隆「何そのツッコミ。笑
あーあ！せっかく俺が昨日クッキー焼いたのに健ちゃんは食べてくれないのかー」
健「いらんとは言ってないやろ！１つ寄越さんか！」
隆「はいはい。本当素直じゃないんだから。笑」
隆「隊長。あの2人手を繋ぎましたよ」
健「………はぐれんよう手首掴んだだけやろ。しっかし何やその喋り方」
隆「オタクっぽさを出そうかと！」
健「どこがやねん！！！ほら！さっさと行くぞ！見失う！」
隆「大丈夫だってー。あ！チョコ試食できるって！」
コイツ普通に尾行とかよりこっちの方楽しんどるな
隆「料理本たくさん売ってる！あ、あれ気になる」
健「はいはい。荷物かさばるし最後なー」
隆「健ちゃんさ、どうしたの？」
健「え？」
隆「最初誘った時行くの微妙がってたし、来たら来たでそんなに必死に臣達追いかけて…」
健「は……」
隆二って意外と鋭いんやなー…いや、そんな事思っとる場合やない
健「何も無いで？」
隆「ふーん。まぁいいや！焦らず回ろ？」
健「お、おう！」
隆「大丈夫だって！女の子の視線の先には必ず臣がいるから見失う事は無いから！」
健「え！？もしかして捜し出す方法ってそれやったんかぃ！！！！」
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ポム(プロフ) - ことりさん コメントありがとうございます！頑張ります(^^) (2017年8月8日 16時) (
レス) id: 3399cdc5db (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2017年8月8日 4時) (レス) id: 04deefb878 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポム | 作成日時：2017年7月29日 1時
