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「あーーーー。やっと着いたー」
臣「トイレ行くか？」
「トイレは大丈夫です！！！」
会場に無事に着き一息つく。あー、2人きりだと妙に緊張してダメだな…何より近過ぎだ。帰りもこんな状態で大丈夫かな
臣さんは私がビビってる事に気づいてない様子で入口に向かう。ちょ、人多い…
ほぼ同時に到着したバスから一斉に人が出てきて人混みを作る。これじゃいつはぐれてもおかしくない
「臣さん！」
臣「ちょ、お前まだそこいんのか！？」
人の間をぬって立ち止まってる臣さんに合流するといきなり手首を握られる
「え！！？」
臣「とりあえず今だけ。はぐれんなよ」
「は、はい！」
臣さんの手大きいな……久々に感じる男の人の掌に少し感動を覚えながら先に進み、無事中に辿り着くと辺り一面にお客さんと立ち並ぶショーケース、料理本、機材。あー、昂るわ
臣「パンフ取ってきたんだけどさ、1時間後ぐらいに飴細工の講義あるんだって」
「え！？何ですかそれ！！見たいです！」
臣「おう。始まるまでそこら辺見るか」
「はい！！」
臣「んーと……」
「臣さんあそこ！！」
私の指さした所にはピザを目に前で捏ねているコーナーがあった。それを見ると臣さんは口角を上げ、よし。と言って歩き出す
臣「ピザかー……カフェにピザ…イタリアンとか特にこだわってないけど、生地さえ仕込んどきゃ短時間で提供できる……けど窯無いな……窯いいわぁ……」
普段無口な臣さんがブツブツと独り言を言っている……
「オーブンでも出来ない事無いですけど、時間かかりますね」
臣「だな」
少しガッカリした表情の臣さんを見るのはなんだか新鮮で面白いな。出来上がったピザを1ピース手に取り頬張る。うーん。うまい！
「Buono！！」
臣「恥ずかしいから止めろ！」
「すみません。笑」
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ポム(プロフ) - ことりさん コメントありがとうございます！頑張ります(^^) (2017年8月8日 16時) (
レス) id: 3399cdc5db (このIDを非表示/違反報告)
ことり(プロフ) - めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2017年8月8日 4時) (レス) id: 04deefb878 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポム | 作成日時：2017年7月29日 1時
