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「どうぞ掛けてください、三澄さんも隣に」
「失礼します」
所長さんに促され、椅子に腰掛ける。隣にミコト、向かいに所長さんが座った。
「えーどうも、私がUDIラボの責任者、神倉保夫です。よろしくお願いします」
「あっはい、AAです！よろしくお願いします」
この方が所長さんかぁ、白髪混じりの丸メガネをかけた、なんだか渋くて優しそうな男性だなぁ。
っと、先に頭を下げさせてしまったことに慌てて自分も深くお辞儀する。
「三澄さんから聞いた話だと、Aさんは三澄さんの身内の方だとか」
「ええ」
"身内"
たしかに、私とミコトの関係性は従姉妹だ。一般的に言えば身内、にもはいるだろう。
言葉に反応してチラリと横目でミコトを見た。
ミコトもこちらを見ていたようで、パチリと目が合った。
「そうなんです、遠い親戚で。歳が近いんで、昔から仲が良いんですよ。」
「へぇ〜良いですねぇ。仲良い同世代がいるってのは」
私が答えるより前に、ミコトが返答してくれた。
"遠い親戚"
それはきっと、もし関係性を聞かれたとしても、はぐらかす事が出来るくらいには大雑把な関係だ。
そっか。
きっとミコトは雨宮のこと、まだ話してないんだね。
「医療資格は持っていませんが、事務経験はあるのでできる限りサポート出来るよう頑張ります！」
「いやぁ心強いですよ〜！正直猫の手も借りたいくらいだったので、是非よろしくお願いします！」
…良かった。
あまり深く聞かれないうちにと、自然に話の流れを変えられたようでホッと内心胸をなでおろした。
履歴書を渡して、必要書類を受け取って、その後は軽い仕事内容の説明とここの施設の説明で終わった。
すぐにでも働いて欲しいということで、勤務は来週からになった。私としても早い方が有難い。
「所長ー！まだですかー？私たちにも早く紹介して下さいよー！」
渡された書類に目を通していたら、前方から明るい声が飛んできた。
顔を上げると、向かいに座る所長さんの後ろ、会議室の仕切り壁の向こうに両方の手のひらを付けて薄いブラインドの隙間からこちらを見てる影が二つ。
あ、さっきのお二人だ！
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なな(プロフ) - 結愛さん» コメントありがとうございます！励みになります…！グダグダと蛇足更新ですが、楽しんで頂けるように頑張りますm(_ _)m (2018年3月1日 0時) (
レス) id: 4d83815aec (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - 小説楽しみです！これからも更新頑張ってください！ (2018年2月28日 4時) (レス) id: 39bbbd032e (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 、さん» コメントありがとうございます。ご指摘ありがとうございました、フラグ外させていただきました。 (2018年2月17日 21時) (レス) id: 4d83815aec (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外して下さい (2018年2月17日 21時) (レス) id: 90f88fea4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな | 作成日時：2018年2月17日 21時
