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ボール ページ20
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気づいたら一緒にいる時間が増えて
一緒に登下校するようにもなって
一緒の高校を目指すことにもなっていた
無事同じ高校に通えることになって
当然のように同じ部活にも入って
いつも智くんとは一緒
それにどこにも不満はないしむしろ嬉しいのだけど
俺が苦しんでること、気づいてんのかな？
気づいたらね
貴方のことを好きになってたの、智くん
優しくて頼もしい貴方がどうしようもないぐらい
好き…なの
でもこの想いは静かにしまっておきます
貴方が気づくまでしまっておきます
全てが上手くいくだなんてないもの
だから諦めてもいたのに
いたのに…なんで貴方は簡単に
掘り起こせてしまうの？
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作者名：虹 | 作成日時：2018年2月7日 20時
