空に咲く櫻 (ページ13)

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Shine day ページ13

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「そしたらね、智くん＂しょうくんがいないと寂しい、だから探す、それでもいなかったらしょうくんが帰ってくるまで待ってる＂って。俺、嬉しかったよ。智くんがあんなにはっきり探す、待つって言ってくれて。本当に待っててくれてたし。」

「俺、そんなこと言ったんだ。」

「え？覚えてないの？」

「うん、しょうくんがなにを言ったかは覚えてるんだけど自分が言ったことは覚えてなくてね。でも探したし、ずっと待ってたよ。」

「ありがとうね、本当に。智くんが俺のこと覚えてなかったらどうしようとか不安だったけどこっちに帰ってきてよかった！」

「一人で帰ってきたの？」

「うん。俺はあそこに帰りたいって言っても子どもの時はさすがに許してくれなかったけど大人になったら考えてやるって言ってくれてね。それでやっと昨日許してくれて帰ってきたの！」

「じゃあ、ずっとこっちにいる？」

「もちろん！もう向こうなんて行かない！」

そう笑った顔は昔のまま

俺より少し背が大きくなっていようと

イケメンになっていようと

翔くんの性格も昔のままで

俺らはあまりにも長い時間離れ離れだったけど

その時間を埋めるかのように

たくさん話して、たくさん笑った

俺の中で輝き続けてた毎日がまた動き始めた