天使の囁き ページ1
リアル O side
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いつからだろう
君の存在が俺の中で大きくなってて
その大きな瞳が
俺にしか向けられなければいいのに
その真っ赤なふっくらした唇から
俺への愛の言葉が聞けたらいいのに
…君のすべてが俺のものになったらいいのにと
考えるようになったのは
まさか男を
ましてやメンバーを
好きになるとは思ってもみなかったけど
不思議と俺の心にストンと降りてきた
君だけは初めてあそこで出会ったときから
何かと気になる存在だったから
許されない恋なのは分かってる
だからこの想いは心の奥底に
初恋の思い出と一緒に
大事に閉じ込めようとしたのに
ううん、一度は閉じ込めたんだ
そんな気も知らない君は
俺に次々に爆弾を落としていく
“ ねぇねぇ、これ凄いうまいよ！兄さん絶対好き！”
“ またさ、釣り連れてってよ ”
“ 智くんと一緒にいるとなんだか落ち着くな〜 ”
知ってる？
君の言葉ひとつで俺の心が躍るの
他の人が使わない
君だけが使う俺の呼び名も
俺の好みを把握していて
収録中なのにもかかわらず
我を忘れて叫ぶ姿も
どれもこれも全部好きなんだ
ずっと傍で聞いていたいんだ
ずっと傍で見ていたいんだ
嬉しいんだよ、素直に嬉しいの
君からその言葉が聞けるのも
君のその姿を見れるのも
でも我慢できなくなるじゃん
君は真っ白で美しい天使
そんな天使の囁きは俺の理性をも壊す
小悪魔の囁き…
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作者名：虹 | 作成日時：2018年2月7日 20時
