二十四話『俺のメシア笑』 ページ24
ガシっと肩を掴まれた。
「そんなものでは止めを刺せん」
「…天狗さん」
毎度思うけど天狗さんいつもいい時に来てくれるな。
ジャストタイミングすぎる。
「どうしたらいいですか?どうしたら、止めをさせますか?天狗さん」
「人に聞くな。自分の頭で考えれないのか」
いきなりスパルタすぎるよ天狗さん。
日常とのスパルタ度の振り幅がエグいって。
あ、もしかしたらまた迷子になった腹いせもあるかも……そっちの方が理由として納得できるのがつらい()
いつもすみません天狗さん。
「天狗さん天狗さん、俺これ殺さなくていいですか?放置しといてもなんか良さそうなほど衰弱しきってますし、大丈夫じゃないですか?」
「……刃」
「?はい」
「お前は……鬼に襲われている真っ最中でもそんなことが言えるのか」
「えっ言えますよ」
なんか何処と無く漂う重苦しい真剣な雰囲気が見えたから、それ相応のことを叱られるのやもと身構えていたのが馬鹿なほどにさらっと言葉は出た。
「ただし、大切な家族、友達、仲間、そして恩人が襲われていたら俺は絶対にこんな馬鹿げた質問はしませんよ」
特には迷う必要のない質問だと即答できるんだね!初めて知ったよ。
俺はもうこの時代に骨を埋める覚悟は一丁前にできているつもりだし、この時代が俺が軽く楽観視できるほどの平和な時代ではないことも理解している。
「俺は鬼がどういうものかなんて知りませんし、恨みもそこまでありません。強いて言えば吹っ飛ばされたくらいですかね」
「刃」
「…でも、殺したくなければ、殺されたくもありませんよ。俺にとって鬼なんてもんは今のところほとんど人間と変わらない存在だ」
「…刃」
だから、
…そんな悲しそうな顔をしないでよ天狗さん。
あとみんなー?面つけてんだろうが顔もクソもないよとかマジレスやめてね?泣くから()
二十五話『放置詐欺だから』→←二十三話『そういうこともあるさ』
447人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空太郎(プロフ) - smowさん» 続きすごく遅くなってすみません!あとコメント遅くなってすみません。コメント嬉しいです。ありがとうございます┏( .-. ┏ ) ┓ (2019年11月28日 22時) (レス) id: fc11c81670 (このIDを非表示/違反報告)
空太郎(プロフ) - のんのさん» 返信遅れてすみません。コメントありがとうございます!! (2019年11月28日 22時) (レス) id: fc11c81670 (このIDを非表示/違反報告)
smow - つ…続きが…気になり…ます…こ…更新…頑張って…ください…(バタッ (2019年11月5日 16時) (レス) id: a79ef504eb (このIDを非表示/違反報告)
のんの(プロフ) - とても面白いです!ステキな作品ありがとうございます!更新頑張って下さい! (2019年10月17日 21時) (レス) id: 56647d4dca (このIDを非表示/違反報告)
空太郎(プロフ) - ギルさん» コメントありがとうございます!!とても嬉しいです。十九話のは普通にこんなだったっけなーというテキトーの元書いたので、今ツッコマれて初めて気がつきました笑 (2019年8月7日 1時) (レス) id: fc11c81670 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:空太郎 | 作成日時:2019年6月2日 11時