二十二話『一般人は戦えません。ここテストに出るから』 ページ22
「あ、りがと…ぅ」
驚きすぎちゃってまるでコミュ症みたいな返しをしてしまった。
みんな勘違いしないでね?俺はコミュ症じゃ無いよ!(必死)
お礼を言ってすぐに女の子はまた蹴りを繰り出した。
動いた鬼の手が俺の首を掻っ切る直前のことだった。
待って待って待って?状況に追いつけていない俺がいる。
女の子ばり強だし、男の子も女の子の行動力に驚き桃の木山椒のなんたらになってるし、まてまてお前の知り合いじゃねーのかよ笑
笑い話でなく俺はほぼ死にかけもいいところだからね?押し倒されただけじゃ死ななんけどさ。
ていうか鬼さん首ないのに今動いたよね?頭おかしいんじゃありんせん?あっ頭ないんだった。どーしようもないじゃん。
「てめぇえらぁあやっぱり片方鬼なのかよぉお妙な気配させやがってえぇえ!なんで鬼と人間がつるんでるんだぁああ」
「知らねーよ!」
いきなりどうした!と思いながら男の子に、なんで!?と聞くと「うぇっ!?い、妹だからです!!」と答えた。
らしいですよ鬼さん(キリッ
…違うそうじゃない。
「男の子くん斧ちょいと借りるね!」
返事も聞かずに男の子の持っていた斧を半ば奪うように取って頭の方の鬼に向かって大きく振りかぶった。……フリをした。
「馬鹿め!そんな遅い攻撃……あ?」
「あー手が滑っちゃったなー(棒」
ゴンッ!ととぉっても良い音が鳴ったと同時にガチィイと俺の方に飛んできていた鬼の頭は斧によって身動きのできないように木に貼り付けにされた。
よし、こっちはこれでなんとか時間稼ぎできる。
あとは今絶賛女の子にべったりなちょっとお巡りさん呼び待ったなしの体だけだ!
といっても武器は使い切っちゃったし、一先ず女の子から引っぺがすことしかできないけど……
「やめろ!!」
…そういえばさっきこの男の子は女の子のことを妹だって言ってたな。
そりゃ怒るわ。
こいつ変態(?)みたいなものだしね。
…違うわ。変体だわ。
はぁ……これ斧で倒せれないってことはほぼ詰みなんだけど……天狗さん来てくれないかなぁ。
二十三話『そういうこともあるさ』→←二十一話『ハイパーキックデーですか?』
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空太郎(プロフ) - smowさん» 続きすごく遅くなってすみません!あとコメント遅くなってすみません。コメント嬉しいです。ありがとうございます┏( .-. ┏ ) ┓ (2019年11月28日 22時) (レス) id: fc11c81670 (このIDを非表示/違反報告)
空太郎(プロフ) - のんのさん» 返信遅れてすみません。コメントありがとうございます!! (2019年11月28日 22時) (レス) id: fc11c81670 (このIDを非表示/違反報告)
smow - つ…続きが…気になり…ます…こ…更新…頑張って…ください…(バタッ (2019年11月5日 16時) (レス) id: a79ef504eb (このIDを非表示/違反報告)
のんの(プロフ) - とても面白いです!ステキな作品ありがとうございます!更新頑張って下さい! (2019年10月17日 21時) (レス) id: 56647d4dca (このIDを非表示/違反報告)
空太郎(プロフ) - ギルさん» コメントありがとうございます!!とても嬉しいです。十九話のは普通にこんなだったっけなーというテキトーの元書いたので、今ツッコマれて初めて気がつきました笑 (2019年8月7日 1時) (レス) id: fc11c81670 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空太郎 | 作成日時:2019年6月2日 11時