三話『晴天、快晴、青空、大空』 ページ3
陽が傾いてきて、眠気も少しずつではあるがでてきて、空腹もなんとか考えないようにしているが、何時間も水さえも口にしていないせいか、ちょっと前まで口にポソポソと出していた独り言は内心だけになってしまった。
夜は寒いし、暗いから見えづらいし、動物は何匹かは見たけど、それでも熊ばっかで命の危機を感じた。
足取りがフラフラになっていて、そこそこ自慢できる2.0はある視力が機能すらしなくなってきた。
と、視線の端にほわわんとした光が映った。
人工的な光ではなかったが、それでも民家があるやもと疲れてクタクタになってボロボロになってしまった擦り傷だらけの足を最後の気力で動かしていく。
狭まっていく視界の中で、誰かの、人気のある昔風な家の戸をノックして、意識はそこでなくなった。
夢を見た。
夢を見るということは、浅い眠りというのだから、深く眠りたいと思いながら、自分の夢を傍観する。
それは特になんの変哲もない、夢だった。
青空が広がっていて、よくわからないところに、まるで空の底のような不思議なところに俺はポツンと立っていて、空を見上げていた。
傍観とか言っておきながら第三者の目で見ているわけではない。
よくわからないが、戸の向こうの誰かは、良い人だったのだろう。
声をかけられている気がするし、頭が撫でられている感じもする。
それが心地よくて、意識は少しずつ遠のいていった。
やはり、深い眠りにつく方が疲れも取れるし、これでよかった……
意識はそこで途絶えた。
四話『こんにちは天狗さん』→←二話『山にはダニがいるらしいから長居はやだな』
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空太郎(プロフ) - smowさん» 続きすごく遅くなってすみません！あとコメント遅くなってすみません。コメント嬉しいです。ありがとうございます┏( .-. ┏ ) ┓ (2019年11月28日 22時) (
レス) id: fc11c81670 (このIDを非表示/違反報告)
空太郎(プロフ) - のんのさん» 返信遅れてすみません。コメントありがとうございます!! (2019年11月28日 22時) (レス) id: fc11c81670 (このIDを非表示/違反報告)
smow - つ…続きが…気になり…ます…こ…更新…頑張って…ください…(ﾊﾞﾀｯ (2019年11月5日 16時) (レス) id: a79ef504eb (このIDを非表示/違反報告)
のんの(プロフ) - とても面白いです！ステキな作品ありがとうございます！更新頑張って下さい！ (2019年10月17日 21時) (レス) id: 56647d4dca (このIDを非表示/違反報告)
空太郎(プロフ) - ギルさん» コメントありがとうございます！！とても嬉しいです。十九話のは普通にこんなだったっけなーというテキトーの元書いたので、今ツッコマれて初めて気がつきました笑 (2019年8月7日 1時) (レス) id: fc11c81670 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空太郎 | 作成日時：2019年6月2日 11時
