十三話『そりゃそらそりゃそら」 ページ13
ドシャッと音がして地面に倒れ伏したのはこの俺息吹です。どうも
痛いとかそこらへんの在り来たりな言葉で言いあらわせれるような痛さではなく。
エグいほどの激痛が身体中に走った。
近くの民家だった建物に吹っ飛ばされて、頭は打たなかったのかそこまで痛みがない。
気絶しといたほうが何倍もいいか…と悟りたくなりつつもゆっくり近づいてきて「ありゃりゃまだ寝ないのか〜結構しぶといねぇ」と言い放つ輩さんに寒気がツンと広がる。
こんな怖いものが生活している間々にいると思うだけで恐怖が起こる。
誰か助けてほしいと思う感情と、まだ生きたいという感情がごちゃ混ぜになって、最終的にまた逃げることを選択した。
骨が折れているのか、グギャグギボキェボキととってもヤバァイ音が鳴る全身を奮い立たせる。
こんな時代に来てまで死にたいわけではない。
なんでこんなふざけたところで死ななあかんのや。焦って関西弁になっちゃったじゃん。
あーもう俺関西人じゃないのになぁー()
ふざけんなマジで。
「あはは〜本当にしぶといなぁ。いいね。そういう顔いいと思うよ!はあ…気に入った。君のことは味わって食べてあげるからゆっくりゆぅっくり、なぶり殺してあげるよっ」
頭がイってるとしか思えないお言葉ありがとう!ほんと全然嬉しくないよ。ウン
豆腐の角に頭ぶつけて天に召されればいいのに。ほんと
まるで鬼みたいな風貌にドン引きしていると、ニヤニヤしながらその顔もいいねえとまで言いだす始末。己はドSか。
俺お前のことあの宍色少年の次くらいに好きじゃないから安心して(?)
と、その時____
「何をしている」
おっとこのお耳によい声はぁ!
「刃、遅いと思ったらこんなところまで来ていたのか」
ごめんなさい迷子になってました。本当にごめんなさい。…いつも()
会釈をして目を逸らして弁明を考えて、…考えることを放棄した。
迷子はもう手遅れなんだよ。
そんなことよかやった天狗さんきてくれはった。
嬉しいぃ
「なんだなんだぁ?まぁた増えちゃって……まあ、いっか!食事する量が増えるだけだもんね〜!」
うっせ
「…鬼か」
鬼…?
今天狗さん輩さんのこと鬼っつった?
えっ…おにぎりの?(違う)
十四話『おおいそがしや』→←十二話『せんずただしき薬でこざる』
447人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空太郎(プロフ) - smowさん» 続きすごく遅くなってすみません!あとコメント遅くなってすみません。コメント嬉しいです。ありがとうございます┏( .-. ┏ ) ┓ (2019年11月28日 22時) (レス) id: fc11c81670 (このIDを非表示/違反報告)
空太郎(プロフ) - のんのさん» 返信遅れてすみません。コメントありがとうございます!! (2019年11月28日 22時) (レス) id: fc11c81670 (このIDを非表示/違反報告)
smow - つ…続きが…気になり…ます…こ…更新…頑張って…ください…(バタッ (2019年11月5日 16時) (レス) id: a79ef504eb (このIDを非表示/違反報告)
のんの(プロフ) - とても面白いです!ステキな作品ありがとうございます!更新頑張って下さい! (2019年10月17日 21時) (レス) id: 56647d4dca (このIDを非表示/違反報告)
空太郎(プロフ) - ギルさん» コメントありがとうございます!!とても嬉しいです。十九話のは普通にこんなだったっけなーというテキトーの元書いたので、今ツッコマれて初めて気がつきました笑 (2019年8月7日 1時) (レス) id: fc11c81670 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:空太郎 | 作成日時:2019年6月2日 11時