呼吸をしろと言われても、息はしてるよ（ドヤ【鬼滅の刃】

十一話『そろそろしょっぴくぞ』 ページ11

あれからあそこの近くを通るたびにあやつに会うのだが、もう好感度が低限突破しそうなんだけど。


何かにつけては息してるかだとか男だろだとか色々と姑みたいな感じで言ってくるため名前は知らないけどあいつの名前は今のところ天狗さん推しになってる。


そして今日も……


「なんで生きてるんだ」


もはや息してるかからバージョンアップして生存理由を問われている。


もうやなんですけど泣


新手のいじめかよ…


「…そんなに鱗滝さんが好きなら会えばいいじゃん。お前さんが鱗滝さんと会ってるとこ、俺見たことないんだけど」


「……」


なんでそこで黙んだよ！！と内心叫びながら言いたくなる衝動を堪える。


何、そんなに会っちゃいけない理由とかあんの？


怖いんですけど俺を巻き込まないでね？(※巻き込まれる)


「刀は……持っていないのか、不用心だぞ」


話変えてきたぞ。


しょうがねえ乗ってやろう。


「廃刀令のご時世やぞ」←乗る気がない


「……。」


黙んなよ照れるだろ(真顔)


言ってみたかったんだよ。


好きなアニメの好きなキャラの好きなセリフだったんだよ許せ。


「…ごめんなさい冗談です。鬼殺隊云々の話でしょ？耳は悪くない方だからね、こそこそ話してるのはわかってるつもりだよ」


「だろうな」


何その回答腹立つなぁ。


「俺はやる気はないよ。鬼にすら会ったことがないし、大切な人を守りたいわけでもない。恩人はいるけど俺より強かったら意味なんてないしね」


「……」


その目ほんとやめてくれない？



お面で見えないはずなのになんでこんなにわかりやすいかなあ！？


居た堪れないんですけど！


…はあ、やっぱこいつ好きじゃないわ。

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