一目惚れ (橙) 2 (ページ17)

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可愛さ強めにギャップ萌えページ17

手をギュッと握ると、ギュッと握り返してくれる。

「なんやねん、もう。」

なんて言ってるけど、すごく嬉しそう。

私も嬉しいよ、丸ちゃん。

どうしよう…明日は本当に仕事なんか出来ないかもしれない。

だ、だって…幸せすぎて、仕事どころじゃない。

「明日の仕事なぁ、ペコジャニのロケやねんけど長瀬くんと飲むねん…でもどないしよ～ニヤニヤがほんま止まらへん～～仕事にならへん～～～～」

「わっ」

「ん？」

「私も仕事出来ないなぁって思ってて…」

「一緒、やんなぁ。」

「うん。」

丸ちゃんが手をブンブンっと振って

「嬉し？」

って聞くから

「嬉しいよ。なんか…考えてることも一緒って良いよね。」

「そうやねん～！好きやなぁってなる。」

このゆったりした空気感の中、丸ちゃんの家にお邪魔した。

初めて来たからよく分からないけど、丸ちゃんってほんとすごい人なんだなぁってのは実感した。

だ、だって…なんか自画像あったんだもん。

「飲み直す…？」

テーブルにトンッと高そうな銘柄のお酒を持って来てくれた。

「いいの？高そう…」

「ふっ…そういうのいうところも俺、好きなんよなぁ…心配せんでええよ～だって、記念日やもん。プロポーズ成功した♪」

「記念日って…(笑)」

「あかんかなぁ…男がそないなこと言うのって、あ！！女々しい…って思った？」

「ふふ……丸ちゃん。丸ちゃんはそれでいいの～～。」

グラスに注いでくれたお酒を一口。

ふわ～～っ

なんか強いかも…

「ドユコト！？俺は女々しいの？やだ～～Aちゃんの前では男らしい丸ちゃんでいたいねん…」

「丸ちゃんはいつも男らしいよ？ただ可愛さが強めなだけで。」

「え～～可愛いってええんかなぁ。きゅんってしてくれる？」

あぁ…結構飲んじゃってた、かも。

コテンッ

「するっ…よ。」

「Aちゃん…いきなり太ももで寝るのは俺がきゅんってなるから////」

「だ、だってこれ強い…」

「顔真っ赤やん………」

あっ…

キスされる。

「……リンゴみたいやね。」

チュッ…

ずっと、ドキドキしてる。

キスする時の丸ちゃんがかっこよすぎてっ

心臓が持たない。