お酒の力2 ページ8
「…彼氏とキスするんに準備なんか要らへんやろ？」
いつもそんなこと言わないからドキッと胸が高鳴った。
「丸ちゃん/////どうしたの？急に....」
「DVDやよ、」
「えっ？？」
「だーかーらー昔の俺の方が好きなんかなぁ、ってなるんやもん！！」
ま、丸ちゃ///////
俯きながらふてくされて言う彼を見つめた。
「....それで怒ってたの？」
「それでって…俺にとったら重要なの！！」
プクッと口を膨らませて言うから可愛いしかなくて
「だって、丸ちゃん可愛んだもん.....」
「....意地悪言うお口にはお仕置きせななぁ？」
と丸ちゃんの口角がキュッと上に上がった。
私の頬に手を添えるとチュッと優しいキスをして目を開ける。
「もぅ.....////」
グイッと丸ちゃんの胸板を押して呼吸を整える。
「もう終わりなん？
もっと、しよ？」
耳元で言うなんてどこで覚えてきたの！？///
いつもの可愛い丸ちゃんはどこ.....
「や、心臓が持たないって言うか....////もう〜丸ちゃん、酔いすぎ〜〜ちょっと待ってて..水待ってくるから！！」
スッと立ち上がって台所へ駆け込む。
気持ちを落ち着かせてからゆっくりリビングへ戻るとスヤスヤ気持ち良さそうに眠る丸ちゃんに拍子抜けて少しにやけた。
「さっきまでの狼さんはどこ行ったの〜〜」
むにゃむにゃ寝ちゃって、私はおわずけですかぁ〜とツンツンとほっぺを触ってムニっとつねった。
「......隙ありっ！」
チュッとほっぺにキスをして毛布をかけた。
追伸、私にはキスより上はまだ早いです神様....
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作者名：なな | 作成日時：2018年6月10日 22時
