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「なんでこんなとこにいるんだろう、とか、

俺ってなんなんだろう、とか、

ずっとずっと、考えてた」





「成長するにつれて、変だろ、ってのは大きくなったんだけどさ、」



「でも、出れたのに、出なかったんだよな、俺」



たぶん、これまでの、ユンギの話

初めて聞いた、ユンギの本心





「出る勇気がなかったのかもしんねぇ


ここから出せよって思いながら、一生ここにいるんだろうなって、なんとなく察してた、俺、自分からどうせ出れねぇんだろうなって」




ユンギの表情は、暗闇に紛れて見えなかった





「みんな俺のこと天使さまだとかいうけどさ」





ユンギの声は、波の音の中でも、虫の声の中でも、ひたすらに、
鮮明だった






「俺にとってAって、かみさまみたいだ」









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ずっとこのままでいたかった


私たちしかいないせかいで、一緒にいたかった







それなのにね。



 



なにが天使さまだ、なにが神さまだ、




私たちの願いなんて、なに一つ叶わないのだから、やっぱり私たちは無力な人間のようだ

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Yellow8938(プロフ) - 朝早くからすみませんいつも楽しくお話拝見させて頂いてますTwitterフォローさせて下さい宜しくお願いします (2022年1月11日 6時) (レス) @page33 id: 33b6e6a7a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綺夢 | 作者ホームページ:https://twitter.com/ki5tm9?s=21  
作成日時:2021年11月19日 1時

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