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「A、また行くの?」
放課後、ここのところ毎日学校が終わった瞬間に立ち上がる私を見て、どこに行くのか察したテヒョンは私に聞く
『うん』
「最近ずっとじゃない?」
『うん、だけど、行くの』
「、、そっか」
何か言いたそうな顔をしていることは分かっていたけど、あえて遮って、そのまま教室から出る
.
.
『やっほ』
「おう」
もうユンギの部屋に入ることに躊躇いなどなくなってしまって、今日もひょいと自分で窓から部屋へと入る
今日もいつもと同じようにピアノに向かっていたユンギが私を見て立ち上がった
「なんか食うか?」
『いや、大丈夫』
「そう」
そして部屋の端っこにあるクッションを私に投げるから、それを受け取ってその場に座る
「今日、何したの」
そしてこの言葉までがお決まりだ
『今日はー、ぼーっとするなって先生に怒られたかな、』
ふっ、そんなふうにユンギが噴き出して
「なんか想像つく、授業中上の空なの」
『いつもじゃないから、たまたまだよ』
軽く口を尖らせてみてもユンギはまた笑った
『ユンギは、なにしたの?』
「んー、俺?」
ユンギの鋭い目が私の目を捉える
「俺は、Aのこと待ってた」
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Yellow8938(プロフ) - 朝早くからすみませんいつも楽しくお話拝見させて頂いてますTwitterフォローさせて下さい宜しくお願いします (2022年1月11日 6時) (レス) @page33 id: 33b6e6a7a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綺夢 | 作者ホームページ:https://twitter.com/ki5tm9?s=21
作成日時:2021年11月19日 1時