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そのまま明日の実力テスト範囲を配られ、解散となった。
みんな暇なら、ハンバーガー食べながら勉強しよーって勉強する気のない顔で洋平が言うので、そのやる気のなさに共感した私たち三人は頷いた。
なんか、男女で仲良くなるのって新鮮でいいな。
四人それぞれ好きなものを買って、席に着く。
と「みんな進路決まった？」
三年生会話あるある。
さき「んー私は進学かなぁ…」
私の隣のさきちゃんがつぶやく。
『私は専門いく』
と「なんの？」
『映像系…プログラミングとか』
よ「あー言ってたもんねー」
あ、洋平覚えててくれたんだ。
あんまり話さなくなって、忘れちゃってるかと。
と「ふーん。洋平は？」
よ「ん？おれ？けーおー」
そういうとまた、はむっとハンバーガーにかぶりついた。
ハムスターみたいにほっぺが膨らんでかわいい。
…じゃなくて。
「「『けーおー？！』」」
よ「うん。偏差値ぴったりだから、危ういけどなー」
『いや、偏差値そこまであるの…？』
さき「じゃあこの街離れるの？」
よ「あーうん。受かったら、来年から一人暮らしかな」
へぇ……
知らなかった。いや、勉強しない割にできるなって思ってだけど。
もし、受かったら、来年から
離れ離れってこと…？
___________
次の日の実力テストは散々だった。
成績に関わらないとはいえ、これはないわ…
今日から部活が始まる。
今日は新入生歓迎会でする部活紹介のミーティングだけど。
もはやネタ披露と化したそれを考えるのは気合がいる。
また、サッカーする洋平を見られるんだな。
時に声を荒げて指示をするその様さえ、美しいと思ってしまう。
こんなこと、友達に思われてたら、気持ち悪いって思うだろうな。
帰りのホームルームが終わって、さて行くかと立ち上がると、なにやらうつむいた顔で立ち上がらないさきちゃんがいた。
『さきちゃん帰らんの？』
確かさきちゃん部活入ってないって…
さき「あ、うん、帰るよ！今日からみんな部活だもんね！また明日ね」
っていうのに立ち上がらない。
どうしたんだろ。
今までそのやりとりをぼんやり見つめていた洋平がさきちゃんの前にきて
『さき、帰ろ。門まで送るよ』
さき「でも洋平くん部活…」
『大丈夫、今日ミーティングだから。まだ時間あるし』
さき「…ありがとう」
すっと立ち上がって、また私にバイバイと手を振る。
私もあ、うん、と振り返す。
え、なんだ、今の。
洋平、��さき��って呼んだ？
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なぁ(プロフ) - ノアさん» ノアさんこんな古い作品を読んでいただいてありがとうございます…自分の中でかなり挑戦した話なので、そう言って頂けて嬉しいです… (2020年3月15日 23時) (
レス) id: 07945c6d2e (このIDを非表示/違反報告)
ノア - これ……………………繋がってたんですね……ｳﾜｧ………………やられました、脱帽です、ありがとうございました。あなたの言葉の選び方、比喩、情景、全て大好きです。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: 482604c455 (このIDを非表示/違反報告)
なぁ(プロフ) - あああさん» 最後は本当に納得のいく作品を書きたくて、ゆっくり書いてしまっておりますが、どうか引退まで気長にお待ちください！本当にありがとうございます！！ (2019年5月3日 16時) (レス) id: 07945c6d2e (このIDを非表示/違反報告)
なぁ(プロフ) - あああさん» 初めて書かれる感想が私の小説であることを嬉しく思います泣 しかもこんなにたくさん…！！本当に嬉しいです！私の小説は私の経験2%くらい配合されておりまして、人生で印象に残ったシーンが度々出てきたりして、私の思い入れも強い作品が多いです！ (2019年5月3日 16時) (レス) id: 07945c6d2e (このIDを非表示/違反報告)
あああ(プロフ) - 本当にありがとうございました。少しでもこの感情が伝わっていれば、、幸いです。また、こちらに戻ってくる日があれば楽しみにお待ちしております。では。(長文失礼致しました) (2019年4月29日 12時) (レス) id: 1b690e4942 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぁ | 作成日時：2018年12月22日 5時
