【イナズマジャパン】最強少女の秘密 (ページ35)

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STORY THIRTY ページ35

何となく、朝食の時間は重苦しい空気が漂っていた

リュウもだけど、円堂まで塞ぎこんじゃって…

まるで…円堂じゃないみたいに

緑川「A、俺、正直このままあの監督のやり方についていける自信ないよ…」

「リュウ…」

吹雪「僕も…」

「吹雪まで…」

どうして誰も、監督の意図に気付かないんだ…

唯一気づいてるって言ったらあの礼儀の『れ』の字もない不動って奴ぐらいで

久遠監督はただ単に厳しくしたい訳じゃないのに…

なんで……

壁山「…ごちそう様っス」

風丸「俺も」

「皆…」

風丸「…月花。お前は久遠監督の事、どう思ってる？」

ふいに、風丸がそんな事を聞いてきた

私は、思うがまま答えた

「久遠監督は、世界一になるための練習をしてくれている。確かに、今までお前たちがやってきた練習とはけた違いに厳しいと思うけど、でも私は、イナズマジャパンが終わるまで監督についていこうと思ってる」

風丸「イナズマジャパンが終わるまで…？つまり、世界一になるまで？」

「ああ」

風丸「…出来るかな、俺たちに…俺は、月花みたいに強くないからさ」

「最初っから強い奴なんていないさ。私だって、男ばかりのチームについていく自信はなかった」

風丸「…」

「期待はずれ、心配して損した。こんな奴らの集まりなら私だってついていける」

と、皆を軽く挑発してっと

「じゃ、先に練習に言ってるから」

と言って、私は食堂を出た

風丸の奴、うまく挑発に乗ってくれるといいけど