【イナズマジャパン】最強少女の秘密 (ページ4)

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STORY THREE ページ4

(面倒なので省略)

東京についた。

って言っても雷門中の場所が分からない。

クソッ。調べてくりゃよかった。

適当に歩いてりゃあそのうち着くだろう。

・

とは言ったものの、クールを気取っていながら私は極度の方向音痴。

一度通った場所なら完璧に覚えられるけど。

はあ。

当てもなく、目の前を通った白い髪の男の子を捕まえて雷門中の場所を聞いた。

すると、男の子は意外なことを言った。

「雷門中？僕も今から行くところだよ！一緒に行こう！」

私はこういう時だけ運が良いらしい。その男の子についていった。

「君も雷門中に呼ばれたの？」

「ああ」

「そっか！僕もだよ！僕は吹雪士郎。君は？」

「私は月花A」

吹雪「よろしくね！Aちゃん！」

「ああ。よろしく」

吹雪「Aちゃんはサッカーって出来る？」

「人並みには、な」

吹雪「そっか！僕もサッカー出来るんだ！嬉しいなー」

と、吹雪は本当に嬉しそうに笑った。

私も吹雪みたいに笑うことが出来たら…

何て思ったのは、気のせいだったかもしれない。

吹雪「あ、ほら。ここが雷門中だよ」

「ああ。ありがとう、吹雪」

吹雪「どういたしまして♪」

ここは、体育館…かな？あまり歩くとまた迷うから動かないようにしよう。

吹雪「わあ、皆久しぶりだね！」

吹雪は仲間がここにたくさんいるらしい。

私がいつもの様に腕を組むと、吹雪がこちらに向かって手招きをしてきた。

吹雪「Aちゃんもおいでよ！皆を紹介するから！」

吹雪はいいやつだ。こんなにも無口で無愛想な私にも皆と同じ扱いをしてくれる。

吹雪「Aちゃん？」

「！ああ、すまない」

吹雪のところに行く途中、それはほんの短い距離だったけど、視界の隅にアイツがいた気がした。

吹雪「紹介するよ。月花Aちゃん。さっき知り合ったんだ」

「俺、木暮夕弥！よろしく。うっしっし！」

何なんだこいつは…

「俺は綱海条介！よろしくな！」

「月花Aだ。よろしく」

「ねえ、やっぱりAだよね？」

「ん？」

振り向くと、見覚えのある同級生が立っていた。

「あっれ～、覚えてない？」

「すまない…名前は？」

「俺だよ俺、緑川リュウジ！」

「あっ…リュウ！！」

緑川「そうそう、思い出してくれた？」

「久しぶりだな。忘れていてすまない」

緑川「いいんだよ別に！」

吹雪「あのさ…二人は知り合いなの？」