STORY TWENTYFIVE （月花さんSIDEに戻ります） ページ30
グラウンドの片づけを終えると、急に疲れが出てきた。
「はぁ」
吹雪「？どうしたの？」
吹雪が心配そうに顔を覗き込んだ。
「いや、何か、急に疲れが出てきちゃって…」
吹雪「大丈夫？」
「大丈夫…」
吹雪「合宿所にもどろっか。皆も心配するし」
「ああ、そうだな」
ホント、吹雪には迷惑かけっぱなしだな…
私も、吹雪のために出来る事はないだろうか…
「吹雪、ゴメン」
吹雪「え！？何で！？」
「いや、私お前に迷惑かけてばっかだから…」
吹雪「え…別に僕は構わないよ。Aちゃんと特訓出来て楽しかったよ」
「そう…？結局技を完成させることは出来なかったけど…？」
吹雪「いや、何かさ、Aちゃんのいろんな面が少しだけど知れた気がするよ」
「何か、元々お前の特訓なのに私の必殺技の練習になっちゃって…」
吹雪「いいよいいよ！そんな事気にしないで！あんまり謝るとAちゃんのイメージが…」
「私のイメージ？」
吹雪「あ、ほら、何かさ、Aちゃんはクールビューティーだから、その、鬼道君に似ててさ、えーっと、…まあとにかく！だよ！！AちゃんはAちゃんのままでいいと思うよ？」
「私が、鬼道に似ている…？」
鬼道とはあんまり話した事ないけど…
似てるのかな…？
鬼道と…？
STORY TWENTYSIX→←STORY TWENTYFORU （吹雪SIDE）
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作者名：猫宇凪 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/naginagi
作成日時：2014年1月8日 21時
