【イナズマジャパン】最強少女の秘密 (ページ22)

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STORY SEVENTEEN ページ22

「吹雪…？まだ５時４０分だけど…」

吹雪「Aちゃんと練習できるなんて、楽しみだったから…迷惑だったかな？」

「……そう」

吹雪「新しい必殺技の練習？」

「ああ。このままじゃ世界には通用しない」

吹雪「そっか。Aちゃんは攻撃型ミッドフィールダーだったね。緑川君と同じなんだね」

「…うん」

吹雪「それで、練習の内容なんだけど、僕がドリブルをするからボールを奪ってくれる？」

「分かった」

吹雪「それじゃあ行くよ！」

「来い」

トントン

吹雪のドリブルの特徴はスピードか。それなら…

サッ

吹雪「僕の勝ちだよ、Aちゃん」

「そうかな？」

そう言う私の足元には当たり前のようにボールが転がっていた

吹雪「！？じゃあ…」

吹雪の足元に会ったのは爆弾

「フェイクボンバー」

吹雪「うわぁっ！」

「残念だね、吹雪」

吹雪「はあ、負けたよ」

吹雪の奴…負けたくせに笑ってる…どこまでリュウとそっくりなんだ

吹雪「もう一回、絶対にAちゃんを抜くから！」

「出来るならやってみろ」

吹雪「行くよ！」

「何回でも付き合ってやるよ」

吹雪「今度は絶対に抜く！」

トントン

「どうだか」

吹雪「フェイクボンバーはもう攻略できたよ！」

「そう。私が何度も同じ技をやると思ったら大間違いだ」

フィールドに青い薔薇が咲き乱れ、吹雪の行く手を塞いだ

吹雪「なっ…！？」

「ブルームーン」

私が技の名前を言うと、一気に薔薇がボールに向かってつるを伸ばした。

吹雪「わぁっ！！」

「また、私の勝ちだね」