俺の相方は本当にやってない

#4「手錠」 ページ4

「え？さ、殺人？」




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さっきまでの優しい笑顔から
一転
額に眉をよせて



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明らかに困惑している。




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もちろん俺達も



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だってどう考えてもるぅとくんが
そんなことやるわけない。





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でも


警察は困惑している俺たちをよそに
慣れた手つきでるぅとくんに手錠をつける




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だんだんるぅとくんの顔から
血の気が引いていく





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「待てよ！！！」




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耐えきれなくなった俺が声を発したのと
ころちゃんが動いたのは同時だった




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「やめろよ！るぅとくんを離せ！！」



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ころちゃんが涙声で
手錠をかけている警察を押し倒した


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押し倒された警察が顔に怒りをにじませて
ころちゃんの手をひねる


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「いっ…」



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ころちゃんがうめく
でも警察から手は離さない。




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その姿を見て
俺の体は無意識に動いた




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「お前まで…なにをするんだっ」




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警察の手をころちゃんと一緒に掴んだ俺は
警察に軽々しく吹っ飛ばされた





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こんなただの暴力
警察がやっていいのかよ






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初めて







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警察を憎んだ

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