たいよう系男子ほそくくん

2話 ページ3

「ふぁ〜」



どーして入学式の校長の挨拶ってあんなに長くてつまらないんだろう






何回あくびしたかわかんないよ



さっきの赤髪くんを探そうと思ったのに、今は男女別に座ってて探すのは無理みたい



でも、さっき見たときネクタイの色は黄色だった気がするから同じ一年生かなぁ？


この学校は男子はネクタイ、女子はリボンの色で学年を判断できるようになってるらしい


《それでは、有意義な3年間を送るように。》


気がつけば無駄に長い校長の話は終わっていたようだ


《それでは次に新入生の呼名をします。名前を言われたら返事をして立つように》



これはキタんじゃない？？？？


赤髪くんの名前を知る絶好のチャンス！！！






《キム・A》



え、あ、もう私の番！？！？




「ひゃい！！！！！」



...やってしまった、、、、



こんな大事な場面で噛むなんて情けない




今日はほんとにやらかしてばっかりだ





《チョン・ホソク》




『はーい！』


"ザワザワ

"やばいかっこいい！！！

"赤髪なんて珍しいね



なんでこんなにみんな騒いでるの？




え、っていうかこの声聞いたことある気がする



ん？赤髪？？？？？？



声がした方を見ると









「やっぱり」








あの赤髪くんでした









ほそくくんっていうんだ






名前がわかっただけなのにニヤケが止まらない





その瞬間からほそくくんが学校中で有名になったことは言うまでもないよね

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←1話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す