謎深き少女「イナズマイレブンアレスの天秤」「イナズマイレブンオリオンの刻印」 (ページ12)

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　　悲しみのどん底ページ12

イナズマジャパン対フランス
結果イナズマジャパンの勝利

トラブルはあったが稲森の思いが伝わったのか
フランスチームは大怪我を負うことはなく
イナズマジャパンは勝つことができた
だが最後にフランスチームのキャプテンが
稲森達の前に達とう

「今日はあの少女を見かけていないが…」
「あぁ！玲のことか！朝来た時は一緒だったんだけど…どこいったんだろう？」

稲森からそう聞くないなや
キャプテンは顔を青くしてまずい…という

その様子をみた野坂が
「彼女がいない事に何か問題でも？」

探るような目をしている野坂がいう
「あぁ…彼女は今…」

　イリーナ様の元にいるかもしれない

「なんだって！？」
野坂が焦る
他の者も同じだ
「おいおい！玲の奴裏切ったのかよ！」
そう少女を裏切者扱いする者も出てきた

「玲さんがそうな事するわけありません！！」
「坂ノ上…」

坂ノ上は真剣に皆に言う
するとタツヤがヒロトがこの場にいない事に気づく

「ヒロト…どこいったんだ？」

「ったく玲の奴どこいったんだよ…」

ヒロトはいち早く少女がいない事に気づき
すぐに探しにいっていたのだ
だからこそ、いまフィールドで起きている揉め事のことも知らない

「！玲！…どう言うつもりだてめぇら」

ヒロトは曲がり角で少女を見つけることはできたが玲の側にはオリオンの者達がいた

ヒロトは少女の腕を掴み
「行くぞ」

と言うだが少女はヒロトの手を払い
「さよなら」
そう言いヒロトの横を過ぎて行く

ヒロトは放り払われた少女の手を握りしめ

「玲！何か理由があるんだよな！」

過ぎて行く少女の後ろ姿を見ながらいう
だが少女は歩く足を止めない
「何とかいえよ！！」

そう叫ぶその瞳には水晶が浮かんでおり
頭を下に下げ声を振り絞り言う

少女は小さな声で
「ごめんね」
と言った
その声はヒロトに届いてしまったのだ

「謝るぐらいなら…なんでだよ…」
その一言でヒロトはさらに絶望の底へと落ちていった

イナズマジャパンの監督の部屋で監督は

「えぇついに…はいよろしくお願いしますよ」

誰かと電話をしていた。
「ついに恐れていた事がおきてしまいましたか…
ヒロトくんと出会ったことで記憶の侵攻が遅くなり
いい感じだと思ったんですけどねぇ〜」

「さて…彼女はどうするつもりなんでしょうね〜
おほほ！」

その頃ロシアに1人たどり着く
「やっと君に会えるね…瑠夏」

このものは誰なのか…瑠夏とは一体…？