ホットミルク【小森隼】 (ページ6)

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小森side

あの女の子に一目惚れしてから1週間経った

名前もわからないし何年生なのかも何組なのかもわからない
だけど、僕の気持ちは変わりなかった

書道部の活動日は週2日。月曜日と木曜日だけ。

その日だけ玲於に待ってもらいながら少しだけ習字を見る

あの子の書く文字はやっぱり好きで、
これが恋ってやつだな…と初めて知った感覚に
恐れ慄いていた。

玲於「はやとーーーおそーーーい」

隼「ごめんごめん笑」

玲於「隼さ、いっつもあの教室見てるけど好きな子でも中にいるの？」

隼「え！？好きな子！？いるわけないじゃん！」

玲於「え、怪しすぎるんだけど笑」

涼太「なにはなしてんのー？」

玲於「お、涼太！隼多分好きな人出来たかもよ」

涼太「え？まじで！？笑」

隼「うるさいなー、だからいないってば！」

生まれて初めて。

人を好きなる感覚を覚えた僕にとって、
これからのことは何も考えられなかった

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涼太side

A「片寄くん、これ片岡先生から頼まれてたやつ」

涼太「ありがと」

2人でクラス委員の仕事を片付けてる

早く部活行きたいな～と思ってた俺に
気の利く一言。

A「涼太くん、サッカー部でしょ？練習行ってきたら？」

涼太「え、でもこれ。」

A「いいよ、やっておくから」

涼太「そ？じゃあよろしくお願いします。」

A「はーい！またね！」

勉強も出来て、性格も良くて、、、って

なんやねん。あの子は

でもまぁ、サッカーはやく行けるのは嬉しい笑

明日パンでも奢ってやろう