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小森side
A「え? 全然いいよ笑 むしろ、よろしくーって笑」
隼「……本当に?」
A「うん」
……やばい。
返事が「よろしく」だっただけで
こんなにも頬が緩むものなんだなって。
思うくらいに僕の顔は赤くて、伸びていた
椅子に座ってコーヒーを飲みながら、
ご近所さんのことを考える。
なんて言えばいいのか
胸がいっぱいになる感覚
多分、これが「恋」ってものなのかな。
.•*¨*•.¸¸♬
スマホが鳴った。
「涼太」と表示がある
隼「もしもし?」
涼太「はやとー? どーだった?」
隼「なにが?」
涼太「玲於から聞いてるよ笑 一緒に帰ったんでしょ?」
隼「べ、べつに。 一緒に帰っただけだし。」
涼太「で、返事は?」
隼「よろしく。だってさ」
涼太「はは笑 告白の返事みたいだね笑」
こ、告白!?
隼「それが言いたかっただけでしょ!?」
涼太「うそうそ笑 そんなムキにならなくても笑」
隼「人の気持ちを弄びやがって……」
涼太「ま、良かったね じゃあ、おやすみ。」
最初からその一言を言えば良かったのに……
窓を開けた。
ここは、街灯もあまりないし
目立つような大きい建物もないから
星がよく見える。
引っ越してから、毎晩
星を見るのが日課になった。
今日の星は、
引っ越してから見た星たちよりも。
輝いて見えたのは……
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作者名:Nanana | 作成日時:2018年2月18日 6時