ホットミルク【小森隼】 (ページ20)

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小森side

……

涼太「だから、Aちゃん誘っとくんだよ？わかった？」

……

涼太「はやと？聞いてる？」

隼「うん。聞いてる。」

体育祭の2日前。

練習中に涼太に言われたこと

「Aちゃんを誘って体育祭の後の集まりに参加すること」

そんなハードルの高いこと……できないって…

涼太「来なかったら、なんか奢れよ。高くつくからな？」

……もうそれ、脅しじゃん。

A「何話してんのー？」

タイミング良すぎない？

涼太「ううん、なんにも笑 Aちゃんあっちの子達見てきたら？」

A「そうするね」

涼太「タイミング良すぎて焦った～笑」

そんなこと言って。

涼太「待って笑隼の顔真っ赤だよ？笑」

隼「涼太がそんなこと言うからじゃん！」

涼太「バレた？笑」

顔はこんなにイケメンなのに……
中身はなんてダークなんでしょう……この方は……

ダンス部の練習が終わって、玲於と駅まで歩いてると
後ろから話し声が聞こえた

声からわかる。

Aちゃんだ。

玲於「でさ？ ……また聞いてねぇだろ」

隼「いや、聞いてたよ！！！」

玲於「ってのは？」

隼「うっそでぇぇぇぇぇぇぇぇす！！！」

やっべ、声大きかった！！

A「隼くん？と佐野くん？」

玲於「あれ、平野さんじゃん」

A「帰ってるの？」

隼「逆に帰ってなかったら、何してるって話でしょ笑」

この子って、本当に天然なんだよな。