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小森side
A「そういえば、金髪くんの名前は……?」
涼太に問いかけるような声だったのに
涼太は俺の方に目で合図してきて
自分で言えってことかな〜って思って
照れくさいけど
隼「僕? 小森隼って言うよ」
そしたら、彼女は僕のことを「小森くん」と呼んだ
なんだか、心の奥がキシキシとする感覚。
涼太だけは名前呼びなのに。と思ってしまった
芽衣「私は日吉芽衣って言います! バスケ部です!」
咲「私は田中咲って言います! サッカー部のマネージャーしてます!」
A「いや、咲ちゃんは同じ学校だったでしょ笑」
咲「バレた?笑」
なんてたわいもない話して
涼太「やべ、サッカー部の奴らのとの約束遅れそ笑
俺もう出るね〜」
芽衣「じゃあ私たちも、もう行こうか」
涼太はサッカー部の方に合流するからとそのまま別れて
咲もマネージャーで女子会だから〜とどっかに行き
残された4人は帰るために駅へ
正直、Aちゃんの横を歩くってだけで顔が火照るのに
玲於がくっつきたがらないから、距離も近くなるわけで
多分相当顔赤いんだろうな……って。
てか、さっきの涼太はずるいや。
___少し前
涼太「チャンスだよ、隼! Aちゃんと話しなよ〜笑」
こんなこと言われたら、意識するわけで。
てか涼太に気づかれたってだけで凄く恥ずかしいのに。
ホームに行くと、
Aちゃんと僕が同じ方面。
玲於と芽衣ちゃんが同じ方面ってことが分かったから
そこからはまたふたつに別れた
実は高校入学と同時に引っ越した僕。
引っ越した時は嫌だったけど、今は全然平気だ笑
A「小森くんはどこで降りるの?」
隼「僕は15個目で降りるかな」
A「え? 私も同じなんだけど笑」
隼「嘘!? あんな遠いところから来てたの?笑」
A「それはお互い様だけど笑」
今日は本当に最高の日かもしれない。
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作者名:Nanana | 作成日時:2018年2月18日 6時