アネモネの世界【ワンピース】 (ページ9)

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幼き頃の思い出　　過去に入ります！ページ9

『お母さん！！』

緑が溢れる島にとても仲のいい家族と住人達がいた。

「なぁに？…あら、キレイなお花ね、」
『花屋のコリアと一緒に作ったブーケなんだ！

”うち”、お母さんに作ったんだ！！……早く病気なおるようにって……』

幼き頃の思い出

『お母さん！！、お誕生日おめでとう！これお父さんと作ったの、ケーキ食べれる？』

３年前からずっとベッドで寝たきりになっている。
窓に置いてあるのはずっと前に渡したときから飾るようにしている。

今日の花はガーベラ。
お母さんの好きな花だ。

「ありがとうA、、大丈夫よ、一生懸命作ってくれたんでしょう？勿論頂くわ。」

お母さんは自慢の親だった。美しく優しい。人間のお手本のようなお母さんだった。

この村は一見普通の村に見える。

ガッシャアァァアン！！

『！まただ！お父さんお母さんを宜しく！』

勢いよく走り出す。

「おいおい、さっきまで大人しかったのに、流石子供だな。すぐ遊びに行っちまう。」

音が聞こえた方向からは、大きな竜が暴れていた。

『あははははっ！竜になったってうちには追いつけないよ！エマ！』

エマと呼ばれた竜は悔しそうにじたんだ。

「もーー！A、竜にならないのにスッゴくはやいんだから～！鬼ごっこいつまでも勝てないよー！」

「A！次はかくれんぼやろう！」

Aが止まった瞬間
周りには沢山の子供達が集まり、一斉に話しかけた。

だがどの子供も竜である。

そうここは、何百年何千年も前から存在する竜の里。

彼女Aが生まれ育った場所。

『OKOK。わかった！よし、鬼ごっこしよう！私が鬼！』

「「「ええええぇぇぇえええ！！！」」」

彼女が元気だった素晴らしい時。

「＿＿すまない。ガーベラ。来週には、」
「いいんです。この里もいつかはバレるだろうと分かっていましたから。」

元気にはしゃぐ子供達を見る大人たち

その瞳は決意が揺れていた。