アネモネの世界【ワンピース】 (ページ6)

今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:1,456 hit

赤色番傘ページ6

ナミside

『大丈夫かい？！』

いきなり草むらからでてきたのはフードを深く被り、赤い色の番傘を持った男だった。

手にはキノコ取りでもしていたのか、籠一杯のキノコが入っていた。

かなり心配したようで、急いでルフィに駆け寄ってきた。

「あの、貴方ここの人？」

ロビンが不思議そうに聞いてみた。
他のみんなも警戒心をあらわにしていた。
勿論私も。

男はそれに気づいているのかいないのか、わからないが、
気さくに笑って質問に答え。

『うん。数年前から、このアネモネ島に住んでるよ。ここら辺のアネモネの花も俺が手入れしてるんだ。所で、そこの人大丈夫？』
「っ！お、俺医者なのにわからなくて！知ってるのか？」

男はパニック状態のチョッパーの頭を撫でると、静かに笑ったように見えた
フードを被っているのでわからないが。

『これは花吐病って言って、この島でしか発病しないんだ。花吐病と言われる位だから花を吐くんだけど、そこの人は何を吐いたの』

「うぅ、、ゲホっ」

ボロボロと花が出てくる。

『………、アネモネじゃないか。しかも紫色とは、』

「うぐ、、お、前は、？＿＿＿＿＿＿！！」

ルフィは目を見開いた

「る、ルフィ？」

恐い目になった、いつもと違う目だ。

初めて会ったはずの男にこんなに殺意を出すなんて、
ルフィらしくない。

『……アァ言いたいことは分かる。でも今は苦しいだろ。抑えてくれ

ルフィ』

船長の名前を知っていた。

男は手に持っている番傘をクルクル回し、ルフィの前に座った。

『確か紫色のアネモネは″あなたを信じて待つ″だっけか………。』