アネモネの世界【ワンピース】 (ページ11)

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さぁ。やるよ。ページ11

朝がきた。

Aはベッドのシーツを握りしめた。

『今日が決行日。……うちが、やるんだ。』

必要最低限の荷物を肩に掛けAは広場にかけていった。

「ガーベラ。気分はどうだい？」
「貴方、、えぇ最高よ。ダリア、貴方はどう？」

２人の男女は笑いあって手を取り合う。

「僕もだ。愛してるよガーベラ。」
「私もよ。＿＿＿あの子を産ませてくれてありがとう。人間の私を愛してくれて。

ありがとう。」

『さぁ！里の子供全員集まったね！じゃあ、裏山海岸へいこうか！！』

「「「はーーーーい！！」」」

竜の里で一番年上なのは６歳のAだけ。
後の子は全員4歳から上の子ばかり。

その中でも最年少の
4歳のマリアはすぐどこかへ行ってしまうのでAがだっこしている。

『…………』

Aは昨晩お母さんに言われた事を思い出していた。

＿＿いい？彼らは、竜の子だと知ったら老若男女、関係なしに殺すわ。

だから絶対バラバラにならないで。彼らがやってきたら合図を出すから。そしたら用意してあった船で逃げて頂戴。＿＿＿＿

『お母さん。頑張るからね。』

「A～。おなか好いた～！」

みんなが口々に言い出した。

＿＿＿来てないときは裏山でお弁当でも食べててね(笑顔)

『もうすぐ海岸沿いだからそこまでがんばろう！そしたらみんなでお弁当食べようか！』

きっと海軍達の考えだってそう甘くはない。
入り口から入ったとしても、此方にも船はくる

島一つつぶすのだ。島の周り全体に船を張り巡らせることだろう。

きっとそれくらいはするだろう。

海岸沿いの所にうちしか知らない洞窟がある。
お弁当はそこの付近で食べる。

お母さんは暗くなったら彼らは来ると言っていた。

隠密に島を潰したいから。

なら、スコープは必需品だ。
暗いところと遠くをよく見るなら必ずといっていい。

子供の数はうちを合わせて8人。

何とかなる。

「Aちゃーん！海岸沿いについたよー！」
『ようし！じゃお姉ちゃんだけが知ってる秘密の洞窟へ案内しちゃおう！』

「「「洞窟ぅぅ？！？！いきたーーい！！」」」

こんなに可愛い子供達を死なせなんかしない。

絶対に。