いちごの王子様の短編集 【 stxxx】

るぅとくんでちょこれーと　　莉久 ページ5

るぅとside

ﾓﾌﾞ「るぅとくん。こ、これ。受け取ってください！」

る「ありがとうございます。美味しくいただきますね！」

ﾓﾌﾞ「はい！ありがとうございます！」

わぁ。今貰った“チョコ”も含めて合計83個ですね。どうやって全部食べましょうか？今日は2月14日バレンタインです。僕には好きな人が居るので“チョコ”をあげて思いを伝えようと思っています。いわゆる逆チョコです。

ﾓﾌﾞ「A！今日チョコ持って来た？」

『え？いやぁ。持って来てないなぁ。どうせ振られちゃうと思うから。』

ﾓﾌﾞ「そうかな？でもなぁ。…………………」

少し外を見ているとそんな会話が耳に入って来ました。Aちゃん。好きな人、居るんだ……。あ！

る「Aちゃん！」

『どうしたの？るぅとくん！』

る「放課後、教室に残っててくれませんか？」

『ん？良いよ〜！』

放課後、勇気を出してAちゃんに伝えます！はぁ。Aちゃんの好きな人って誰だろう。

こ「るぅとくん。告白するの？頑張ってね。」

る「え？ころちゃん、何で知ってるの？」

こ「ﾍﾍ何年一緒に居たと思ってるの？」

る「やっぱり、ころちゃんにはﾊﾞﾚﾊﾞﾚですね…。」

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

こ「おっと。じゃあ、頑張れ！」

僕は本当にいい友達をもったな。

ﾓﾌﾞ達「帰ろーぜー。」

一気に静になった教室で僕達2人だけ取り残される。ﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸと心臓の音が聞こえてくる。良し。

る「あの、Aちゃん。」

『何？』

る「…その、僕、Aちゃんの事が好きです。これ、ちょこれーとです。良かったら食べてください！」

ﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸﾄﾞｸ

『っ////うん！その、るぅとくん。私もるぅとくんの事が好き！』

る「本当ですか？じゃあ。僕とお付き合いしてください！」

『はい！』

2月14日。それが僕と今の奥さんAの記念日です。

るぅとくんでちょこれーと 完結

……………………
莉久です！今回は新曲の青春チョコレートを少し参考にして書きました。バレンタインは私、莉久に文力をください……。

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