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騒動2 ページ15

夕方〜夜になり、深夜になる。
子供や大人は寝ている時間だろう。

『よし、薫兄さんも桜姉さんも昴兄さんも寝ている、チャンス!』

窓を開け、辺りを見渡し確認。

一応、“ミラー”のカードを使い自分の分身を作る。

『お願いします』

「まかせて」

そう言うと、もう一回確認し“フライ”のカードで飛ぶ。

飛ぶのは気持ちが良い。ふと、気付く

『今日は満月、月の力が強まる日か…』

私は気付かなかった、誰かが私を見ているのを…


そして、次の日

私がポアロに遊びにいった日のこと、安室さんに

「昨日は楽しかったですか?」
『?!』
「可愛かったですよ。
僕の“小さな天使さん”」
『????』


カランコロン

「だーかーらー、あの噂は偽物だったんだよ!」

「だってーー、目撃証言有りましたし」
「見たかったなぁ〜天使さん」
「一晩中起きてたのによぉ〜」
「お前ら、寝てただろう!」

「「「だって〜」」」

『何話してるの?』

その呼び掛けに答えるように安室兄さんが耳元で

「天使がいたか、いないかだけですよ」

『ふーん』

私はメロンソーダを飲む

少年探偵団とやらは、コナン君と話しているが……

『まっ、いいっか・・・・』

そう考えよ。何のことだか知らないが、
私が夜な夜な空を飛ぶのは、月がとっても良い日のみだ。たまに飛びたくなる…その理由は、

〈懐かしの友に声が届くかも知れないから〉


米花町には、月が一番綺麗な真夜中の夜に美しい天使を見た者には“願いが叶う”や“幸運を運ぶ”等と噂されていた。たが、真実を知る者は、“あの人”以外誰もいないという。



ちょっとしたジンクスが生まれた。

[番外編:3]→←騒動



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作者名:みけにゃん | 作成日時:2017年8月14日 22時

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