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｢ね！？A先生言ってたよね！純粋に恋したいって伝わる作品を描きたかったって！｣
｢はい…、｣
｢伝わり方は想像と違ったかもしれないけど！！伝わってるよ！！｣
私の肩を叩いて、私の事のように喜ぶ田町さん。
なんだかこの現実について行けなくて、私はただただ放心状態で。
…それにしても、ザ･現代社会の影響力を目の当たりにした。
｢じゃあ、連載決まり！｣
｢へっ！？｣
｢当たり前だよ！連載して、もっと多くの人に素敵な恋心を届けるんだ！｣
夢が叶った時。
私の中には平野くんの笑顔しかなくて。
彼がいなかったら、こんな現実有り得ない。
今はただたった一人の愛してる人にそれを伝えたくて。
ひたすらに田町さんにお礼をして、急いでオフィスを後にした。
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インターホンが鳴って、扉を開けると。
目の前にはくしゃくしゃの笑顔と真っ赤なバラの花束。
｢Aちゃん、連載おめでとう！！｣
｢ありがとう…！！｣
私は花束ごと平野くんを抱きしめた。
｢私の夢を叶えたのは平野くんだよ…！！｣
心からそれを伝えたい。
あなたが生まれて、私の前に現れなかったら。
私の人生は暗いままで。
｢何言ってるの！？Aちゃんが諦めなかったからだよ！｣
｢じゃあ、二人で掴んだんだね、｣
｢うん、そうかも。笑｣
身体中に伝わる優しい温もり。
今日という日を忘れることは無い。
｢ねぇ、まだ漫画読んでない。｣
｢えっ、そうなの！？｣
｢ずっと読んでって言ってくれるの待ってたのに。｣
口に空気を入れてほっぺを膨らます。
｢ごめん、忙しくってつい。｣
｢今から俺のために音読してくださーい！｣
｢音読！？うわっ、｣
ひょいっと意図も簡単に抱っこされてリビングへと運ばれる。
一緒に重なり合ってソファに包まれる幸せな時間。
｢はい、どうぞ。｣
タブレットに表示されているタイトル画面。
｢えっ、ほんとに読むの！？恥ずかしいよ！｣
｢はやくはやく〜！｣
｢わっ、ちょ！擽らないで…！｣
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夢を追いかけている私、聞こえますか。
真っ直ぐな想いはきっと誰かに届きます。
私が信じれば道は続いていきます。
だからどうかこれからも。
目の前にある確かなものを大切にして。
世界はもっと素敵だと感じてください。
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*咲七波*(プロフ) - 結衣さん» 結衣さんお久しぶりです！！遊びに来てくださってありがとうございます！涙 胸キュンお届けできて良かったです！！また遊びに来てください！！ (2020年1月10日 13時) (
レス) id: 9064239303 (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - お久しぶりです！無性にななはさんのお話が読みたくなり遊びに来ちゃいました//大人っぽさと少年っぽさを兼ね備えた彼の魅力が存分に描かれていて胸キュンが止まりません！現実で映画化しないかな、廉くん目線の番外編も読みたいな…と。また遊びに来ます！ (2019年12月30日 15時) (レス) id: d9c775d419 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*咲七波*
| 作成日時：2019年12月14日 11時
